Book

今年の一冊

といえばやはり ワールズ・エンド・ガールフレンド/荒川工 でしょうか。 例年に比べて新刊あまり読めない年でしたが(貧乏なのよ、仕事がないから。そのくせ忙しい)、その中でもフィクションでは頭一つ抜けてこれがよかったです。 「記憶が世界を形作っている…

大砲とスタンプ(1)

カバー内にちょっとしたおまけが。 そして私のダメ英語脳が「Guns and Stamps」ときちんと複数形になっていることを感心しています。マルチナの父姓ってなんなんだろうなぁ。 それにしても見かけません。渋谷の駅前の大きな本屋さんで最後の一冊でした。大人…

ワールズエンド・ガールフレンド/荒川工

タイトルはポストロックの名曲(らしい)で当然のようにプログレやサブカルがでてくるけど、内容としては「なるほどこの絵でジュブナイル」というもの。 物語の構造は早い段階で気がつくけど、その着地点が絶妙。そう来るか。ある意味なんの解決もしてないけど…

日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか

非常に興味深い本でした。 私は基本的に政治家を信用していない(利権でしか彼らは動かないものと見ている)ので、代議員制民主主義って問題あると思っているのですが、前半の小委員会のやりとりで津田さんが一人で奮闘しているのが涙ぐましく思えてきました。…

靴ずれ戦線

超常の力が近代兵器に対抗できてるって辺りが拙作「ワルプルギス」の設定とだいぶ違うなぁ(あれは1940年代に「魔女の街」の力を使ってロシアと対抗しようとしてなんの役にも立たなかった、という設定がある。から、21世紀まで魔女が細々と生き延びてる)。 と…

おジャ魔女どれみ16

ネタバレです。

おジャ魔女どれみ16

買ってきた! 買ってきただけ! 読む余裕がない! 昨日手に入ってたら行き帰りのバスの中で読めたんだけどなぁ。

脳が「生きがい」を感じるとき/グレゴリー・バーンズ

しまったー。これ先に読んでたら論文の書き方変わったなぁ。 ま、いいや、参考文献に入れておこう。

CODE VERSION 2.0/ローレンス・レッシグ

なんとか第4章の途中。 私から見るとひどく当たり前のことが「世界の常識とは異なるのだが」と前置きされて書かれているとなんか不思議な感じ。まあ、世間一般の「世界」に生きてない自覚はあるんだけどさ。

超クソゲー3

読了。 盤石の「いつも通り感」。11年も前だったっけ? ついこの間のような気がしてたよ。 あと、「クソゲー」を笑って楽しむというスタンスからもう一歩踏み込んで、「とんがった何かを持つもの、あえて言うなら『超クソゲー』を紹介する」まで達してるのが…

超クソゲー3

DS編に入った途中までですが。 しみじみ思うのは「掲載されてるゲームほとんど遊んでない」と言うこと。これが、初代、2作目だと「あー、あるある!」と共感を得ていたのですが、どうにもPSP,DSくらいになってくるとよっぽどの地雷はわざわざ踏まないように…

高杉さん家のおべんとう(4)/柳原望

今度は発売と一緒に買えたぞ。むふん。 でも未読。

超クソゲー3

ああ、なんか安心の「いつもの感」。 あとでゆっくり読もう。

微睡みのセフィロト

おおー、なるほど、映像化しやすそうな文章だ(まずそこか)。 固有名詞がドイツ語だったり英語だったりするのはわざとなのかな。マークエルフ(独:Mk.XI)とサード(英:Third)とか。マークエルフは北ドイツにあるっぽいし、インターポールではなくポリツァイと呼…

ばいばいアース

とか言いながらこんな巨大なのも用意してたりして。ええと、上下巻でハードカバー1000Pだよ。いつ読むんだよこんなの。

微睡みのセフィロト

ウブカタトウに興味が出てきたのでまずは軽いところから。

CODE VERSION 2.0/ローレンス・レッシグ

すみません、いかにも読んでそうで読んでません。読みます、仕事の合間に。

マルドゥック・スクランブル-排気-

いやいや、凄い話だった。 ……でも、これ、ほんとに1時間で映像化するの? 「圧縮」の時にもよくもまぁ1時間でと思ったけど、それ以上の密度なんだけど。「排気」だけ長尺になるとか……じゃないよね? 因みに法廷戦はほとんどありませんでした。ま、証拠揃っち…

マルドゥック・スクランブル-燃焼-

さすがにこの巻は細かなディティールは落とさざるをえなかったか。神林長平風の哲学的な長会話とか(やっぱり神林長平チルドレンだったんだ。そんな気はしてたけど)、ギャンブルについてのうんちくとかは映像では省かれて、ひたすらテンポで押してたからなぁ…

マルドゥック・スクランブル-圧縮-

改めてすげえ。 アニメ化した人たちマジ凄い。ほぼプロットの省略無し。ディティールの省略も無し。あるとすれば「ウフコック」と「バロット」のネーミングに対する解説がアニメの作内ではなかったくらい。 アクションシーンも小説の緊張感をうまく映像にし…

マルドゥック・スクランブルを読み始めた

すげぇ! 映画とまったく同じストーリーが流れていく(逆だ逆)! というか、あの映画の密度(1時間で文庫本一冊分をほとんど省略せずにやるという)が判ります。アニメ化したスタッフ(脚本は原作者)よく頑張った。

清々と(2)/谷川史子

ああ、やっぱりときめくなー。いいなー。 幼馴染みの婚約者の話が特によかった。障害も、すれ違いも実際にはないのに、お互い相手のことだけ思っていて変に見える、というのはロマンチックだ。

S-Fマガジン2011/7,2011/8

どちらも最後の一冊。危ないところだった。 定期購読しないとダメかなぁ、やっぱり。

コンパイラとバーチャルマシン

筆者は沢山いるので省略。 最近読んだコンパイラ関連の本の中では一番役に立ったかもしれない。 しかし、性能指標での「OSなどのオーバーヘッドが95%以上」ってのは、ゲームみたいに入出力しまくりのものならともかく、計算を中心に置いたらもうちょっと低い…

コンパイラの基礎/徳田雄洋

擬似コードが沢山使われてるけど説明不足な本。 うーん、これ単体ではなくて授業の教科書として使う前提のものなんだろうなぁ。

分散システム 原理とパラダイム/A.S.タネンバウム,M.v.スティーン

あるところにはあるんだなぁ。しかし、ゆっくり読んでる余裕など無いのであった。仕事仕事。

コンパイラ入門/冨沢高明(isbn:4797331690)

スキャナとパーサの本。なのにBNFは解説のためにしか使わないという不思議な使い方。 肝心なところが載ってないなぁ。

高杉さん家のおべんとう(1)(2)(3)/柳原望

いつの間に柳原望白泉社から離れてたんだ。というか、まるいちの時点で10年前か。うわぁ。 如何に自分が世俗から離れていたのかって感じです。昔なら絶対追いかけてた。谷川史子といい。

ぽてまよ(1)(2)(3)(4)(5)/御型屋はるか

原作版。いつの間にか終わっていたので。 実はまとめて読むのはこれが初めて。連載をたまに見てたぐらいなので。アニメ版のスタッフ凄かったんだなぁ。あの髪のグラデーションを含めて何も違和感がないという。 みかんがかわいい。あと、とまりちゃん幼女強…

ほうかごのロケッティア/大樹連司

くすぐり満載のオタク小説。なのに、きちんと盛り上げるところを盛り上げて、お約束をたくさんちりばめながら最後は感動的なところで落とす。キャラクターはみんな愛すべき奴らで、「同志、郡! 敗北主義は敵だ!」と主人公が叫ぶところでの千住君が素晴らし…