ほうかごのロケッティア/大樹連司

くすぐり満載のオタク小説。なのに、きちんと盛り上げるところを盛り上げて、お約束をたくさんちりばめながら最後は感動的なところで落とす。キャラクターはみんな愛すべき奴らで、「同志、郡! 敗北主義は敵だ!」と主人公が叫ぶところでの千住君が素晴らしい。ネタバレになっちゃうので細かいことかけませんがあの障害を持ちながらクライマックスで「王立宇宙軍」のあのシーンを何度も巻き戻して再生するのは燃える。
ロシア的倒置法使いまくりだし。
ロケット打ち上げは燃えるね。うん。