認知心理学概論(4)

注意の話。視覚全情報の即時処理は無理なので、どこかに選択と集中をするのが「注意」という行為、と。
おもしろいのは負のプライミング(2つの図形のどちらかを意図的に無視させた直後に、その図形を含む2つの図形を見せたときに「最初に無視させたもの」の存在に気づくのに時間がかかる)で、「形状」ではなく「意味」のレベルまで落ちていると言うこと。
例では

回目 無視 注意
1 らっぱ
2

でも負のプライミングが起こるとか。これは、犬と猫を何らかの形でカテゴライズしている証拠でもありますね。どのレベルまで意味をふかしているのか実験してみてもおもしろそうですね。