ミナミノミナミノの評価

なんか、思ったよりも否定的な評価が多いんですね。
後書きで「イリヤのアニメ化に合わせて似た系統の話を商売的に」というはなしをしていたので、それに反発している人が多いみたいですけど。
私としては、秋山瑞人のうまさはネタの選定や作家としてのメッセージではなく文章や構成などの「表現」だと思っていますので、類型的なネタをねらって書いていること自体が否定の材料にはならないです。だいたい、類型的っていうのであれば「イリヤ」だってネタ自体はかなり薄っぺらな作りだと思いますけど、それでも評価する点は山のようにある訳で。
と、理性的に作品を評価するのは「物語はハートだ!」という立場から鑑賞する人(これ自体は正しいと思うけど)から見ると作品に対する、自分の感想に対する冒涜に思えるんだろうな。