NokiaとWindowsCEの浅からぬ縁
あのNokiaがSymbianとMeeGoとQtをあきらめました。
MeeGoは元々寄り合いだったので(Nokia側がMaemo、Intel側がMoblin)これはまあ、いいとして、Symbianですねぇ。
Nokia製端末に載っているSeries60やソニー・エリクソンやモトローラが一時期手を出していたUIQ、UI部分を完全に独自で作っちゃったシャープ/ソニー・エリクソンのガラケーなど、それなりに使われてはいたんですけどね。
で、これが元はPSION TektrogicsのPDA向けOS「EPOC32」がベースになってます。
PSIONはスマートフォンになる前のPDAの時代でヨーロッパで大変流行った機械でした。もちろん私も持ってました。けど、充電池がすっかりへたってしまって使うのをあきらめました。
これがなかなか優秀なOSで、マルチタスクで色々動くし、WindowsでいうところのOLEがかなり強力だったり、Smalltalk由来のMVCアーキティクチャが必ずどのアプリケーションにも貫かれてたり、セルフ開発環境OPLが標準で載ってたり。かなり使い倒しました。
で、そのPSIONが今何を作ってるのかというと……
WindowsCEの組み込みコンピュータを作ってるのでした。
流れ流れて何か色々つながってきましたね。
しかし、MeeGoはもうどうでもいいとして(ひどい)、Qtですねぇ。LGPLなので、フォークさせたりコミュニティベースに開発が移ったりするかもしれませんが、Qt自体を使ってる人たちは内心穏やかじゃないだろうなぁ。
いや、同じことはOracleとJavaでも言えるんですけどね。