夢2題

こんな夢を見た。人の夢の話を聞くぐらい退屈なことはないというイディオムは聞かなかったことにして。

  • 第一の夢

「同人ソフトを作って、大学の学園祭で売ろう!」
と、何を思ったか業界歴30年のAさんが言い出した。どこの大学で、どんな同人ソフトなのかということは曖昧なまま、絵師と音源演奏担当がそろい、Aさんがプログラムを作ることに。私はチップチューンになる前の原曲を作って、仮歌のCDと一緒にデータを渡した。
学園祭前日、みんなで買い出しに行った帰りにAさんの彼女の運転する車で、巨大な等身大ポップを持った女子高生を引っかけてしまう。
「だって、コスプレしてるけど、こっち見えてるし避けると思って」
いや、ポップの所為で見えてなかったと思いますよ。というか、等身大ポップはコスプレじゃないし。
引っかけた女子高生は近所の高校の学園祭で同人ソフトを売っていた。お詫び代わりに1本買って、ついでに自作も押しつけて帰る。
早速立ち上げてみる。詳細なマニュアル付のジュークボックスソフト。オリジナル曲付。
それに対してこちらが作ったのは、起動後、8色で書いたタイトル画面の下部にF1からF5までのキーに半角カタカナで機能が割り当てられているだけの単純なチップチューン再生アプリ。マニュアルには「わかんなかったらTwitterで聞いてねー」とだけ。クオリティのあまりの違いに愕然とする業界歴30年の面々。
「あのー、Aさん」
「なに?」
「他のスタッフはスタッフロールにきちんと名前いるのに、なんで作曲者の私の名前がないんですか?」
「あ、入れ忘れた」

  • 第二の夢

町のカルチャーセンター。なぜか創作論の授業をやることに。
集まった生徒は20代から40代くらいまでの主に男性。とりあえず、3チームほどに分け、全員に何かてきとーなゲームのアイディアをよってたかってマインドマップとして書いて、一定時間後に隣のグループに「どんなゲームで、どこがおもしろいのか」をプレゼンした上で続きを書いてもらう。これをしばらくやると、自分の所に自分が書き始めたマインドマップと共にプレゼンが帰ってくるのでどう変質したか楽しむという趣向。
案の定、チームが変わる度に直前の相手の裏をかこうとするのでカオスなことに。大爆笑。3チームとも、まともなゲームにならない。