ピッチベンドとモジュレーションと積極概念

ピアノの積極概念(と言うのかな?)は基本的には「右」です。これは、楽譜の「上」に対応しています。楽譜の「右」が時間経過を表しているので(これは数学のアナロジーとしても正しい)、直接対応はしていません。
なので、シンセサイザーのピッチベンドは「右」もしくは「上」に倒す方向が積極概念です。ついでに、手を離すと中立に戻ろうとする傾向があります。何もしないと本来の鍵盤の音ってことですね。
これに対して、モジュレーションは一貫して「上」が積極概念です。もちろん、いろいろ方法論はありますが(YAMAHAとKAWAIとKORGの一部は戻らない、ROLANDKORGの大部分は戻る)、上に傾けるとうにょんうにょんするのは一緒ですね。何処が0かという話をし始めるときりがないのですが、KORGだけは「マイナス」があったような。
とはいえ、私はピッチベンドもモジュレーションホイールも全然使いこなせませんでしたけどねー。アフタータッチは好きで使ってたんだけど。むしろ、音源をモノフォニックにしてポルタメントを設定した上でサスティンペダルと組み合わせてギターの真似をしたりする方が好きでした。私のチョーキングは装飾音と互換性があります。ああ、ピアノ出身だなぁ。
リボンコントローラーで音を出したことはありません。や、そういう時代じゃなかったの。私がシンセサイザーを使い始めた当時は。アナログシンセすら触ったことないんだもん。
そういや、20年ぶりくらいに地元の楽器屋さんに行ったら電子楽器が全くおいてなくて寂しかったです。今時シンセサイザーのハードウェアなんか買う人あまりいないか。