Web通信指導

現に今でもラジオ教材はほぼすべてインターネット配信されてますし(要ログイン。ただし、実際のデータは認証してないのでURLがばれるとやばい)、テレビ教材もだいぶ増えてきました。毎年6月と11月に送る「通信課題」も大学院の科目は割と多く、学部の科目では一部Web経由で送れるようになりました。
卒業研究(学部は選択制、大学院は必修)もスクーリング以外にWebカメラ経由での直接対話で指導するようになっているようですし、かなり順調に「放送」大学ではなくなってきました。来年6月にはCSからBSデジタルに移行するので全国区で特殊な機材もいらなくなってきましたし(今は実際に放送を見られるのは関東の一部だけ。もしくはCS。チャンネルの契約はいらないけど、無理矢理他のチャンネル契約させられるよなー)。


今は放送大学は大きく分けて「生涯学習(定年後)」の人、「認定心理士や看護士などの資格が欲しい」人、「引きこもりが学習する」(なぜこれが判るかというと、「面接授業」にも「大学祭」にも来ない若い人がなぜか試験のシーズンになると大量に沸くから。下手すると放送授業すら見てないっぽい。ラジオ科目は印刷教材だけで取れるけどね)のいずれかですが、インターネットにシフトしていくと、私みたいに「趣味と実益を兼ねて大学生」という人が増えそうですね。
サイバー大なんかは試験ですらもインターネット経由という極端な作りですが、いずれ放送大学もそうなるんだろうな。たぶんその前に「全教科の試験が持ち込み可」になるかな。問題を持ち帰れるようになり、答え合わせがセンターでできるようになって来たので、「全教科の試験が持ち込み可」もそう遠くないかも。
ちなみに、放送大学には「就職課」がそもそもありません(でも、就職活動の仕方は教えてくれる)。そういう大学なんです。あくまで「大学生」という人生の一時期を過ごすための大学ではなくて、学問を修めることに主眼が置かれているのです。だったら卒業研究も必修にすればいいのに。今まではテレビ会議とかがしづらい(特に半数近くを占める高年齢者にITの素養を求めるのはちょっと酷)というのはありましたが、放送大学自体がITに力を入れてるからなぁ。
放送大学仕様のパソコン+無線通信機(かADSL/光ファイバーと専用プロバイダの斡旋)」が入学者に配られる日も来そうですね。サイバー大Mac非対応でだいぶ文句言われてるみたいですし。