WindowsXPとWindows VistaとWindows 7とUbuntu 9.10 Netbook Remix

(承前)と、いうわけで、Ubuntu 9.10 Netbook Remixを娘のためにセットアップして、結局自分で使う方が多いのですが(昼間は不明。昼間彼女にパソコンを使うほど時間に余裕があるのだろうか?)、さすがに「Netbook Remix」なんて銘打つだけあって非常に最適化が効いています。たとえば、解像度が低いのはマルチウィンドウにしないという方針で乗り切り、スタートメニュー(というのかなぁ、ランチャー?)が無い代わりにライブ壁紙として巨大なアイコンと巨大なカテゴリメニューが着いていたり、上下共に何かが占有しているGNOMEディフォルト違って、占有しているのは上だけ、それもタイトルバーと共有という徹底ぶりです。なんか、WindowsMobileみたいです。
特にすごいのが、高速シャットダウンと高速スリープと高速復帰。シャットダウンもわずか数秒。Xが落ちたと思ったらコマンドラインloginが一瞬出てそのまま電源が切れます。高速スリープに関しては5秒程度、高速復帰に至ってはわずか3秒。伊達にデフォルトの設定が「ふたを閉めるとスリープ」になっていません。ほとんど気にならないもんなー。
これに比べると、Windows Vistaはいかにもゆっくりです。起動とシャットダウンが遅いのはこの際仕方ないものとして、スリープに1分近くかかる(Willcom D4のディフォルトで)のは何をやっているのやら。ハードディスクにも盛大にアクセスしてるし。ハイブリッドスリープではないみたいなんですけど。もちろんスリープ復帰も「パスワードが打ち込めるようになる」までに10秒程度かかります。パスワードを打ち込んでからデスクトップが出るまで更に10秒程度。
でも、これでもWindowsXPよりはずっと速いんですよ。WindowsXPはスリープに入るのはWindows Vistaよりも速いのですが、スリープ復帰は1分近くかかります。これでも、WindowsXPを使っていた当時は速いと思ってたんですよ。ええと、シャットダウンからのコールドスタートに比べると、だいぶ。
Windows7はさすがにチューニングが効いているのか「パスワードが打ち込めるようになる」まで約5秒。急いでパスワードを打ち込んでデスクトップが出るまで更に数秒。Ubuntu 9.10 Netbook Remixほどではありませんが、ポメラの代わりに使えるぐらいには速いです。ただし、ポメラ代わりに使うにはEmacsかなにかを常時起動させておかないとアプリ起動でちょっと待たされますけど。とはいえ、1週間くらい使っておくと、ReadyBoostと先読みCache(SuperFetch。使用履歴からたどって、あらかじめメモリにいかにも使いそうなファイルがキャッシュされてある)が効いて、ほとんどディスクにアクセスせずに使えるようになりますけどね。先読みCacheは地味に効いています。OpenOffice.orgが一瞬で立ち上がったときにはさすがに驚いた。


しかし、Netwalkerに最適と思いながらも、NetwalkerでこのRemixが使えるようにする方法は判らないのでした。というか、9.10にアップデートできるんだよね?>Netwalker
モバイルでUbuntu Oneが使えると便利なんだけど。
とまぁ、Willcom D4を直すよりもNetWalkerを買う方が幸せかなぁ、とか考えている今日この頃です。いや、SSDに換装した方が安上がりなのは判ってるんですが。128GByteとかいわなければ。64GByteで24800円かぁ。だったら128GByteにしたいなー、48000円。そんなに長い間Willcom D4を使うつもりがあるかって事ですね。なにせ、元の40GByte+16GByte microSDでも実はそんなに困ってなかったので。電車でゲームやらなくなったからだな。
……しまった、電車でゲームやらなくなったらますますWindowsである必要がないのか。ええと、VLCやTotemではCE-VR1の動画が見られないんですよ。そうそう(よく判らない言い訳)。あと! Ctrlキーもないんですよね、NetWalker。いや、Willcom D4でもあんまり使っていませんでしたが。