一太郎2008

最近ずっと物書きに使っています。元々は、OpenDocumentにおけるOLEオブジェクトの埋め込みの調査のため(http://d.hatena.ne.jp/Florian/20080316/1205652176)だったのですが、そのうちATOKだけが残ってしばらく放置されていたものを、この間の文芸コンクール応募書式(http://d.hatena.ne.jp/Florian/20091114/1258207699)のために引っ張り出したものです。
はじめはあんまり使うつもりなかったのでmicroSDにインストールするなんてひどいことをしていましたが(Windows7はリムーバブルメディアのプログラムに凄く冷たい。しみじみ考えると当然なんだけど)、標準書式をOpenDocumentにして、保存時の書式をロード時のものにするだけであら不思議、OOo3.1よりも(書式とか使わなければ)軽くてアウトラインエディタがリッチな環境のできあがり。もう社内文章はほとんどOpenDocument化が進んでいるので、ちょっとした書類を書く際にはこっちの方が便利です。ちなみにルビとか使わない限り印刷結果もさほど違いはないです(ルビとか使うと、圧倒的に一太郎の方がきれいです。OOo3.1、かもめの開発2007(http://jsdp2007.net/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)取り込んでないのね……)。
JustSystem的にはOpenDocumentのことどう思ってるんだろ? OOoではdocとかpptでエクスポートしようとすると互換性落ちると警告出るけど(OOoで読むのはいいけど、書くのいまいちだよね)、その辺もあまりでないし。とりあえず標準には準拠しとけとかいう発想なのかなぁ。とはいえ、IEEEANSIの標準化はさておき、OpenDocument自体のシェアは決して大きくはないからなぁ。


ともあれ、「エディタ」モードで、縦書きにしてOpenDocumentを書き殴っているとなんかこれでいいような気がしてきます。またATOK+一太郎という取り合わせが縦書きにあうんだ。MS-IME+Wordではあんなに苦痛なのに(というか、考えられてないだろうなぁ。使用想定として)。
毎年お布施をするほどではありませんが、小説の新人賞に応募しようという人から相談されたら「まずは一太郎。書くのはそれからだ」といいたいですね。
もちろん、フォーマットを整えることを考えるとOOo自体は手放せませんが。OOoは重いんだよね、結構。