アジャイルプラクティス(asin:4274066940)

アジャイル系の資料を当たったのがWebと雑誌だけだったので、きちんと本も読もうと手を出してみました。
判る、判るんだけど、日本の企業はこれできないよなー。構成人員の興味の最大のポイントが「人事」である時点でかなり組織としては問題なのですが、解決すべき問題にフォーカスしようとするとまず個人攻撃から始まるんだもんなー。たしかに、人間は感情で動いているどうぶつではあるのですが、感情がどんな場合でも常に正しい答えを導くなんてことを考えている時点でアジャイルは無理じゃないのかなぁ。
属人的な工学なんてのを期待するよりは、人の名前ではなく「コーダーA」として換えの効く存在にしておいた方が、日本的な組織にはあうんじゃなかろうか(ちなみに、この本の最初には、サボったりごまかしたりするような構成人員のプロジェクトはアジャイルしない方がいいと書かれてます)。


ま、わたし自身は大企業に属しているわけではないので、自分の会社で個人的にアジャイルなプロジェクトを試すことはできるわけですが。工数さえ合うなら。