交流電化区間の回生ブレーキ

東海道新幹線とか、常磐線なんかもたぶん回生ブレーキを使って発電しながら動いていると思うのですが、もともと架線-線路(Ground)間で交流を流しているってことは、架線の側に一方的に電圧をかけても元の交流と位相があわないためにかえってエネルギーを損失しちゃう可能性があるような。
だいたい、交流のところに対して、他の機器で使用可能なように電気をさらに流すためには発電所の周波数や位相にぴっちり合わせなくちゃならないはずですよね。車上に位相センサとかがついてるのかな? そのうえ、実際の架線は30kmくらいごとに短いデッドセクションを挟んで位相がずれている交流をつないでいるはずなので、「車上」というよりは、それこそセンサはパンタグラフごとに持つ必要がありそうです。
もしそうだとすると、架線にはたくさんの機器(っていうか、電車)がぶらさがっているはずなので、ノイズが乗ってあまりきれいな正弦波にはならないでしょうから、位相センサはあまり正確には働けないでしょうし、そう思うときっと損失もある程度あるでしょうから、交流電化区間での回生ブレーキは直流電化区間よりも効率悪いのかなぁ。


そういえば、コージェネ(家庭用補助電源)を使った売電でも、同じ状況が起こりますね。
あれだけ使われてるんだから、現代の電子技術でいろいろ細工してるんでしょうけど。