SL-C3000

(さすがにまだAmazonには商品注文のページがないなぁ)
思ったよりも早くに発表されました。ちょっとびっくり。

大きくなったってのは、ちょっとあるにしても、さほど路線変更がなかったのが嬉しいです。
いや、ほら、Linux+QTeってあんまり一般的じゃないから、互換性にこだわる理由はないはずだし。OSのおかげで作りやすくなっているはずの付属アプリケーションも正直使いやすくはなかった(その上、一般的な評判は決して良くなかった)ので、もうこの路線はすっぱり諦めるのかなぁ、と思っていましたから。商売上の理由で、ね。
わざわざ同じ路線で新製品を出してくるって事は、実際には採算がとれるぐらいには売れていたって事なんでしょうね。これ自体が結構意外。


ワークRAMが64M( Florian の持っているSL-C700の倍。SL-C750と同等)で、CPUがXScaleのキャッシュバグがないバージョン(^^;)の周波数ほぼ同じなので、パフォーマンスは多少改善されているとは思いますけど、大幅に何かが変わるわけではないでしょうね。
LinuxディストリビューションがEmbeddixからuLinuxに変わった事によるパフォーマンスチューニングは結構気になりますが、カーネル周りよりもQTeのオーバーヘッドの方が大きいだろうしなぁ。
とはいえ、すごーく欲しいのは確かです。なにせ、今のSL-C700は、スワップや常用するアプリケーションのためだけに使っているSDメモリのスロットが、リムーバルメディアとしては死んでいるも同然なので。大容量ストレージが内蔵されているって、やっぱり嬉しいです。HDDなのはちょっと痛いけど、シリコンメディアだとコストの関係で思いきった大容量にはしづらかったという事情はわかるし。


ただ、ちょっと気になるのはUSB接続でのHDDへのアクセス。
多分、USBをストレージクラスで使用するのであれば、そのときにはHDDはOSのマウントから切り離されて排他的アクセス権をUSB側に明け渡す形になる(これ自体は、SL-C860でもそうだった)と思うのですが、下手にHDDにSWAP領域だのシステム上重要なデータ(常用するアプリケーションとか)を入れると問題が起こるんじゃないかなー、って気がします。
フラッシュメモリが凄く少ないところを見ると、PIMなんかの情報もHDDに入っている気がするし。そう考えると、せっかくのUSBストレージクラスが使い物にならないんじゃないのかなーという気が。
いや、なんか細工しているのかもしれませんけどね。


ともあれ、気になるし、凄く欲しいです。いや、買えないとは思うけど。