情報の整理

Squeakの世界だけで日常業務をこなしてみようプロジェクト(なんだそりゃ(^^;)?)ですが、だいぶMorphを実用物として見なした上でいろいろ書けるようになってきたのでちょっとまとめ。

  • Playfield(遊び場)最強

Gee-Mailも、Bookもそうなのですが、「Playfield」というMorphがすごく強力であることが判りました。ようは、Morphをなんでもくっつけて回ることが出来る小さい世界のことなのですが、この中であれば文字列だろうが、絵だろうが、システムウィンドウだろうが平気でぺたぺたとくっつけて「書類」を表現することが出来ます。Playfield自体はドロー系のツールというわけではないのでしょうが、結果としてシームレスにドロー系ツールとして使えるのが便利です。
ワープロで言うところの「地の文」がないのはドロー系ツールと見なせば当然ですね。
巨大なページを作っても、邪魔になったら「○」アイコンで最小化すれば画面上からはいったん消えるし。

  • 情報の分類や整理はWorldで

ここでは、ナビゲータから「New」で作る物のことをWorldと呼んでいますが、資料によっては「プロジェクト」と呼んでいる物もあって、正式名称が微妙に不明なのですが……。
大きく分類出来るものに関してはWorldを新規で作って、作り散らかした情報はあとから「アクティブにする」を使ってWorld間を移動したりするといい感じに整理出来ます。
何より、Windowsの「フォルダ」と違って、中に入っているものの大まかなイメージがサムネイルの形で見えるのが妙に便利。Worldごとに背景の色やグラデーションの雰囲気を変えることでぱっと見にどんな情報が入っているかを図示することが出来るのも楽しいですね。OS自体が「情報を多数の世界に割り当てて、世界の中をたどっていく」かのような作りになっているのもおもしろいです。
ただ、個人的には、「アクティブにする」のあとの「色の付いた箱」でのコントロールが大変やりづらいように思えます。

  1. どれが何の機能を持っているかが判りづらい
  2. 箱そのものが大変小さい

他のシステムウィンドウと同じようなメニューではうまくいかなかった理由があるんでしょうか? それとも、UI設計的に何か別のメタファになっているとか。


これだけでだいぶいろいろ使えるのですが(先日書いたGee-Mailの日本語インライン変換の不具合はあるにしても)、ひとつどうにも使い方が判らなかったものがあります。

  • 別Worldに入っている書類同士を見比べながら編集

文章を書いていると、複数の資料を同時に参照しながら書きたくなることが良くあります。
Worldを「アクティブにする」と、確かに中身を開いてみることが出来るのですが、残念ながら絵や文字は小さく縮小されて見づらくなります。かといって、引っ張り出してしまうと、元のワールドからはなくなっちゃうし、コピーしたものを別のワールドに貼り付けておくと、こんどは「元の資料の側も書き換えたいなぁ」って時に2バージョン出来ちゃうし。
UNIXで言うところの「シンボリックリンク」とかって出来るんでしょうか? これが出来ると、作業用のWorldにシンボリックリンクを張っておいて、作業の助けに出来るんだけどなぁ。