ECLIPSE TD 307-1,508

(型番とスペックが微妙に間違っていたので訂正)
はてなEclipse というとIBM系のJava IDEにリンクを張っちゃいますが、それとは無関係の富士通テンのカーオーディオ(と通常オーディオ)のブランドです。念のため。ちなみに Florian 自身はJava One(旧Forte)もEclipseも使ってません。開発しているプロファイルが結構特殊だったりすることが多いのでエディタとコンソールだけで片付けています。以上、余談でした。


それはさておき。
先日、横浜のAVACで富士通テンEclipse TD 508と307-1を聞いてきました。地上1階には307-1がフラットパネルディスプレイにつながった状態でおいてあり、地下1階に508がCECのAMP3300に接続されていました。
Eclipse TDは、 Florian が普段使っているTimedomain miniとおなじ「タイムドメイン理論」を使って作られた通常オーディオ用スピーカーのシリーズ名です。最後のTDが「Time Domain」を表しているようです。
307は手のひらサイズの6.5cmユニットのスピーカーで、307-1はこれを5個、1bitディジタルアンプで駆動したオーディオシステムです。
508は直径30cm位の卵形の球体に8cmユニットがついたものです。これはスピーカー単体でのみ売られています。
Florian は前からずっと「普通のオーディオで使われるタイムドメインスピーカー」の音を聞いてみたくて、デモしているところを探していたのでした。


まずは5.1chのシステムオーディオ307-1から。
試聴に使ったソースがデモで流されていた「魔女の宅急便」だったせいもあって、あんまり音としてはメリットがよく判らなかったです。残念。
まぁ、307-1って、あんまり大きな音を出すタイプのシステムでもないので、にぎやかなショールームで聞くには向いてませんけどね。
次に508を。
ふだんは別のスピーカーをデモしているそうで、わざわざつなぎかえてもらう必要がありました。
それと、デモで流していたCDが非常にリバーブの強いボーカル曲で、その響きがスピーカーのせいかソースのせいか判らなかったので、以前Timedomain miniで聞いた時にえらい衝撃を受けた谷山浩子の「Memories」のdisk2を流してもらいました。
これは、結構おもしろかったです。何というか、小さい高音質オーディオがそのまま大音量になっているような感じというか。ヘッドホンか何かで聞いているのと同じ感触にもかかわらず耳には何も乗っていないという感じで。
元つながっていたのスピーカーの、低音をきちんと鳴らすタイプの音に比べると、確かにお腹に響くような音ではないのかも知れませんが、きちんと音がそこにあるという感触がします。


ともあれ、タイムドメインは大きくてもやっぱりタイムドメインの音なんだなぁ、と当たり前の感触を抱いた試聴でしたことよ。