BORDER DOWN Sound Tracks vol.2

今時Dreamcastで発売されたアーケード移植のゲームのサントラ。Dreamcastに移植された時に追加された新曲がいろいろと。
音楽単体で評価されることはそもそも考えてないCDですのでゲームやらない人は買っても楽しめないし、Yackさんの曲って、音色も録音も、音楽としてのインパクトも実はあんまりクォリティ高くないので(すいません。でもデビュー当時からファンです)、人前で聞いていると微妙に恥ずかしいのですが、少なくとも Florian は大変満足です。
もう、どこを切っても何度もやり直したあの画面が浮かんできて、むやみに感傷的になれます。あ、いや、ゲーム自体が感傷的だって訳じゃなくて、記憶に沈んだ何かにアクセスする感触というか。
何度も見ている古い映画を思い出すような、地下鉄の録音のアナウンスを聞いて感傷に浸るような、そんな感じ。ゲームならばなんでもそうなるって訳ではないのですが、Border Downというゲームは何かそんな力がありますね。


む、考えてみるとYackさんのZUNTATA時代からの曲の、少なくとも Florian がもっているものすべてにそういう印象があるなぁ。SYVALIONやMETAL BLACKやRUNARKもそうだし、FIGHTERS IMPACTもKaiser Knucleもろくすっぽゲームやってなかったけどそう感じるし。
どのみち映像音楽って単体で完結しないものですし、クオリティが多少犠牲になろうと、感触を残す劇伴こそが劇伴作家の本領なんでしょうね、やっぱり。