SL-C700 Special Kernel

おおしまさん(id:squeaker)のLinuxZaurus用Squeakの話でabeeさんに「SL-C700を使ってるのならspecial kernelを使うといい」との助言を受けたので、試しにいろいろ細工を。
読んでいる人向けにspecial kernelについてちょっと。
SL-B500,C700,C750,C760,C860 Special Kernel(http://tetsu.homelinux.org/zaurus/kernel/)
ようは、SL-C700は省電力との兼ね合いとかで普段はCPUの動作クロックを200MHzに制限しているのですが、これをCPUの持っている本来の機能(っていうか、本来は定格外(^^;))である400MHzにしたり、もろもろの変更を行った上で特定用途向けに高速動作させるようにしよう、と言うものです*1
LinuxZaurusのOSはばっちりGPL準拠のLinuxですから、バイナリを手に入れることが出来る人は当然ながらソースも手に入れることが出来るので、こういう細工が出来るですね。実は、出てすぐの時にも試そうとして、いろいろあって放置されていたのでした。

kernelですので、boot時のイメージとしてファイルシステムもしくは直接ROMに書いておいて、それをbootstrapで読むって形になります。このため、単なるファイルの置き換えではなく、SHARP純正のカーネル書き換えツールを使って、何らかリムーバブルメディアからアップデートする必要があります。カーネル書き換えツールは、SHARP純正のカーネルをアップデートする際にも使いますので、最新の純正カーネル(1.50JP)に合わせたものを一緒に落としてきて、普段はSWAPのためにはめ殺しになっているSDカードを抜き出してそこにWindows経由で書き込み。
後は、メインテナンスメニューに従って起動。
……しない(^^;)?

Please Reset.

んー? これだけ?

(Q1-9) カーネルが書き替わらない。
(A1-9) ファイル名がzImageとなっているかお確かめ下さい。書き込みが成功の場合は、Successと表示がでるはずです。

「I」が大文字であることを確認しないと駄目なんだけど、確かにファイル名自体は正しいっぽいなぁ。もちろん、カーネルのバージョンを確認しても、

Linux version 2.4.18-rmk7-pxa3-embedix-021129(zaurus@sharplinux) (gcc version 2.95.2 19991024 (release)) #1 The, 8 Jul 2003 16:32:08 +0900

これって、1.50JPのメッセージだよねぇ……。いったんrootfsを空にした上で1.50JPのイメージからやり直そうかなぁ。アプリのインストールはちょっと面倒だけど、どうせ凄く大事なデータは入ってないし。

*1:微妙に間違っていました。詳しくはid:Florian:20040418#p4参照のこと