プロトタイプその1シリーズのお話

ようはこれ、ただの「アルペジエーター」です。
コード進行の部分だけ自動生成になっていて(今は3コード固定)、マウスダウンのタイミングでコード内のどれかの音が鳴るという。コードの中の音は重みがつけられていて、基音(ルート)をなるべく多く弾くように乱数が偏っています。
最初のバージョン(javax.sound.midiを使ったやつ)は押した0.12秒後とかに音が鳴りやがるので、諦めてクオンタイズつけましたが、今のバージョン(javax.sound.sampled)はクオンタイズ付いてません。その代わり、たまにならないことがあるという。むー、理由がわからん。
ゲームを遊んでいる人の練度に合わせて自動的に難易度が調整されていくはずです。難易度はコード進行やアルペジオを押すタイミング(今はいつでも押せますが、譜面が出来ます)のばらつきに影響します。アルペジオは4分音符が最大確率になるように、その裏拍が少し少なめ、難易度によっては16分音符まででる、という感じです。押した瞬間に音が鳴るので自分でリズムをキープしないと音楽になりません。


アルペジオに快楽を感じるのはコード進行と拍(パルス)の体制化と、それに「合せる」という認識によります。なので、体制化に失敗すると快楽は感じづらくなります。そこで、体制化がうまく行かないような人(練度の低い人)はなるべくパルス近くに音が来るように細工する必要はありそうです。
コードの進行も今はT-SD-D-Tの非常に判りやすいコード進行ですが、もうちょっと借用音や経過音を入れられるようにしていかないと単調だろうな、と思います。とはいえ、ループする差異の終止は結局Tに戻らないと快楽が回収されないので終止音だけ気をつけないとならないかな、とは思います。転調は下手にしない方がいいんだろうなぁ。最近田中公平ばっかり聞いてるから転調入れたくて仕方ないけど、転調しまくるハウスミュージックってあんまり聞かないもんなー。
音色はいろいろ悩んだ末ハウス系のもので揃えました。アルペジオはピアノとブラスで悩んで結局ブラスに(前のバージョンではエレクトリックピアノでした)。ブラスはヒット的に使っているので伸びません。サンプリングをならしている関係上、下手に長いものだと和音が濁るので。
さて、なんとかゲームにしよう。