いつものふたり(出張版)(3)

すっかり鍵っ子になったいつものふたりですが。
あ、Rewriteの話です。


「ヤスミンかわいい」
「唐突だな」
「なんかさ、キャラクターによってコストが凄い変わってるじゃん、この作品」
「コスト?」
「例えば、井上さんには声はあるけど顔がないとか、津久野さんには声も顔もないけど顔が同じであるという種明かしがあるし」
「あ、制作コストね。グラフィックと音声を作ると確かに制作コストかかるもんなぁ」
「特にTerra編に入ってから、文章自体が小説形式になったので出てくる描写がどんどんグラフィックから離れていくし」
「確かに背景の抽象化は凄かったね。重要なキャラクターですらも声やグラフィックはほとんど無いという」
「で、話の中ではものすごいキーになっているJasmine2015って、ヤスミンだよね、ジン使いの」
「多分そうだね。ヤスミンもジンもグラフィック無かったけど」
「チャット中でずっと怒りっぱなしなのがかわいい」
「怒ってたなー。とはいえ主人公は風祭を離れてアジア圏の戦地までは行けないだろう」
「判って怒ってるんだよね、あれ。かわいい」
「微妙にマニアックだなぁ」
「途中でパソコンを取り寄せてヤスミンに与える描写があったり、英語でのコミュニケーションがたどたどしかったのが徐々にスムースになったり、あれ、現地の施設でヤスミン相当お金稼いでると思う」
「お金? 主人公が振り込んでる描写無かったっけ?」
「田舎でコンピュータ使えて、英語判って、人脈あってって、確実に引っ張りだこ。本業の合間に秘密ミッションをずっとやってたんだと思う」
「ああ、なるほど。描写自体はないけど背景からそう推察されるって事ね」
「もうなんかそう考えると、最後のスマートフォンが置かれている場所は先進国じゃなくてここみたいな田舎の国のパソコンすらもないところで見ているんだろうな、とか考えてなかなか泣ける」
スマートフォン来てるの?」
Androidは安いのが沢山。iPhoneも来るね。電波がGSMなので古いのしか来ないけど」
「でも、お前の教え子ってあんなに若くないだろう」
「そりゃそうだけど。ヤスミンは小学生くらいかな? 物語終了時で中学生かそれくらいだと思う」
「女子中学生ハッカーか」
ハッカーに年齢や性別は関係ないだろ」
「ま、そうだね。なるほど、それでかわいいと」
「描写自体は凄く少ないんだけどね。本編ヒロインの5人よりお気に入り」
「やっぱりマニアックだ」


どうでもいいですが、どうやらこの製品版のためにパソコン買い換えたみたいですね、ウガンダの彼は(^^;)。