脳の情報処理リソースが減って生きていられなくなる(http://d.hatena.ne.jp/Florian/20100622/1277222437)

たぶん、本当に減ったことある人少ないと思うので体験談。

  • 起きてるんだか寝てるんだか判らなくなる。はたから見てると「いつでも寝てる」し、当人的には「眠れない」。
  • 食事が取れなくなる。食べることもできなければ、食事を前にしてもどう食べていいんだかわからなくなる(ちなみにカロリーだけはカロリーメイトで取ってた。一日2箱)
  • 排泄が極端に少なくなる。3日に1回トイレに行くくらい。
  • 音楽が聞き取れない。音楽がないとつまらないけど、メロディーも歌詞もぜんぜん頭に入ってない。
  • 会話ができない。というか、会話の「コンテキスト」がつながらない。代名詞の「それ」が何を指しているのかまったく理解できない。
  • 本が読めない。漫画ですら頭に入ってこない。ページをめくる手は動くんだけど、「ところでどんな話だった?」と聞かれると答えられない。
  • 授業中に足がからまって何度も転びそうになる。まっすぐ立っていられないのでいつでも何かに寄りかかっている。世界が傾いている(んじゃなくて、首の水平が保ててない)
  • キーボードの前で妄想すらもできない。「具体的な想像」というものをどうしていたのかすら思い出せない。
  • お風呂に入らなくなる。自分の体から異臭がするのが自分で判る

いやー、あのころの自分はよく生きてたな。何より凄いのがこんなにものを食べずに排泄もせずに、でも生命は維持されてるってことですね。よっぽど代謝が抑制されてたんだな。週2回の授業の日だけ「生きてる」感じがしましたが、授業が終わった後どうやって家に帰ったのかすらも覚えてないほど灰になってたし。
今は元気ですよ。念のため。毎日徹夜でひどいことになってるけどな!<それは半分くらい自業自得だ


あー、心当たりある人は今すぐどこかの病院に行きましょう。確実に病気です。というか、病気でした、実は。脳の情報処理リソースが極端に減るという病気(何かに浪費されてるんじゃなくて、絶対量が減る)。薬で症状は治ります。根本治療はできなさげだけど、生きて行く分には支障がないってだけでもめっけもん。認可が下りたばかりの薬なので妙に高いのがあれですが、これは仕方ないなー。
脳って、脳細胞自体は存在しててもネットワークの励起に失敗すると情報処理能力が極端に減るんですね。ということは、励起に成功すれば脳細胞自体は多少死んでも大丈夫です。たぶんこれが年齢にしたがって起きるのが「認知症」ってやつなんだろうな。そう考えるとうちの家族はボケ老人(体は中年)抱えてすごしてたのか。大変だ。他人事じゃないよ。