演奏なんか二の次。指揮者も誰でもいい。

楽譜通りに弾いてさえくれれば。あと、最低でも「録音時にディジタル」ね。22kHz以上の音はどうせ楽譜には載らないので(実際には聞こえてるらしいんだけど、ヘッドフォンはさておき、うちのスピーカーが再生してくれるとは思えない)、とにかく量子化以前のノイズは可能な限りないもので、出来ればエコーもない方がいいんだけど、ホールでの録音じゃそうも言ってられないか。クラシックのCDはライブ録音が多いからなぁ。
演奏者の情感なんてのは、楽譜が追えるようになってから味わうもので、せめて最初だけでも正確な演奏で聞きたい。
そういう意味では最近はヴィヴァルディのOp8ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」は音のわかりやすいいい演奏だったな。チェンバロって無駄な倍音少なくていいなー。PSGみたい<その感想はどうかと……


あと、今「ソーサリアン」のPC-88SR版の曲を聴くと音の使い方に感心します。聞き慣れてる所為もあって曲としては豪華なX1turbo版より好き。エコーや装飾音をさりげなく音量の小さいSSGで流してるんね。コードや和声はきちんと押さえてなくても貧素な感じはしないし。音色やチップチューン的テクニックはほとんど細工をしていない宇野正明の初期作品も好き。ベース以外はほとんど「伴奏」らしいことをしてないのになんか豪華に聞こえるのはメロディがほとんど2声を使ってるからだな。これでもうFM音源パートはおしまいだもんなー。あとはアンビエント代わりにPSGを流すぐらいしかできないし。
昔はSSGパート2音(1音はノイズのエンベロープに食われてるので使えない)を、きちんとアタック立てた音でオブリガート引いてなんぼだろうと思ってましたが(アルシスのスタークルーザーとかはほんとにうまかった)、今ならアンビエントに徹してるのも判るなー。
ついでにハイドライド3の「メインの音は全部SSG。伴奏にそれと判らないようにFM音源」という極端な使い方もなるほどと思う。
チップチューン室内楽である」といったのはシャイニングフォース(特にGG版!)やランドストーカーの武内基朗だったっけ。四重奏の延長線上にPSGが有るので「この音はこのパートで流してこそ意味がある」ということにこだわってましたね。シャイニングフォースCD(これはCDDA)をやってからシャイニングフォース外伝(GG)をやると、ビブラートのかかっている音やアタックが何を意味しているのか判っておもしろかったなぁ。初代ガングリフォンでは超プログレだったけど。


ええと、なんだ。
ほんとは楽譜を眺めて音が聞こえればその方がいいんだけど、そこまでのスキルがないからなー。昔は多少は聞こえたんだけど。