伊福部昭の芸術3 舞踊音楽の世界

CD1枚で1トラックにしないと途切れること請け合いのつながりっぷり。わはは、ローエングリンも良いだけ長かったけど、これも長いな。


作曲家の池野成の

(管弦楽法の課題のヴァイオリン・ソナタを書きたくない池野)
「君はそれが書きたいのか、書きたくないのか」
「書きたくない」
「それなら書かなくて良い」
「カリキュラムを無視した提出作品は受理されないのでは……」
「そんなことは知らないが、書きたいものを書くのが物書きで、書きたくないものをかくものなど曲書きの風上にも置けない。何が書きたいのか?」
管弦楽作品」
「何故それを書かないのか」
管弦楽法を知りません」
「そんなものは自分で勉強するものだ」

明快すぎます、伊福部先生。自分で勉強するものですね。はい。伊福部先生の管弦楽法、すり切れるまで読ませていただきます。
……っていうか、この本、ぼろぼろなんだけど。どれだけ読まれてるのやら。
あ、「伊福部昭の芸術1」は「日本狂詩曲」「土俗的三連画」「交響詩譚」なのか。なら探せばまだある……かな?