英語の基本(1)(2)

桃を食べよう。辞書を引こう。ググレカス(何かもう、時代がむちゃくちゃ)。
Old Englishというと、アーリア人がサクッとケルト人を征服しちゃったころ(5世紀ごろ)の現地語のことをさすものだと思っていたので、1100年以降というノルマン人の流入がまた単語に影響を及ぼしていたとはしりませんでした。でもそうだよな、ノルマン人の言語はラテン語圏由来なんだから、何かそういう話がなければラテン語は影響しないわな。
ちなみに、アーリア人イングランド(グレートブリテン島)を占拠したころにはキリスト教が全盛だったので、人名とかには聖人の名前が流用されていたようです。


ちなみに、「ワルプルギス」の世界では近代魔法術の始祖はアイザック・ニュートンということになっています。ニュートン自身は錬金術にこだわって色々研究していましたが、錬金術自体はほとんど成功しませんでした。が、なぜか下女のアイルランド出身の者が呪いをかけると、世界の法則が局所的な整合性を持って書き換わることに気づきました。ただし、自分ではどうやってもうまくいかなかったので、その下女を実験台にして魔法術を「世界の法則を書き換える才能」と定義して、研究を続けました。晩年のニュートンの研究結果がほとんど残っていないのは、結局世間一般に明かにできなかった魔法術に傾倒していたためです。カモフラージュのために、「聖書の研究」何て論文も出してますけど。まだ魔女狩りの風習が残っていた時代だったので。
結局ニュートンは「魔女は血で飛ぶ」という覆しがたい法則を見つけたのみで、どうやって魔女を作るのかとか、なぜ魔女の血があるのかという所まではたどりつきませんでした(メンデルやダーウィンは19世紀ですので、遺伝という考え方や淘汰という考え方がでるのはもっとずっとあと)。
ただ、「魔女を見つけたら国で保護すること」という政治的な取り決めを当時の国王に認めさせ、それは現代まで連綿と受け継がれています。「魔女」というのはあくまで俗称で世界の法則を書き換える才能は男性にも発現します。が、ほぼ同数発現するので、ジョン・ロックの「プロパティによる男女同権」なんてのよりはるかに前に魔女のコミュニティの中では男女同権が認められていました。今でも、いくつかの国の機関を隠れ蓑にして魔女のコミュニティは魔法術の研究を続けています。魔法術の用途によって機関の名前は異なりますが、特に怪異現象を鎮圧する機関を「Europe Hunter Association」(第二次大戦前はEngland Hunter Associationだった。今はNATOの下部機関になっている)といいます。表向きは雉うちや鹿うちを管理する組織として予算が各国からついています。


と、見てきたような嘘を書くから小説家は信用してはいけません(笑)。