いらん知識は役に立つ

お、なんか「クレタ人は皆嘘つきだ。私を含めて」みたいな矛盾台詞だ。


最近、法律に関するエントリーが増えているのは周りでちょっとブームがあったからです。が、私は法学者ではありません。あくまでただのゲーム屋。大学時代に一般教養でやったことをベースに自分で調べて書いているだけです。六法全書はお友達ですが、一番新しいもので平成3年版。ここ15年で多少なりと法律が変わってるのですが(商法とか)、まあ、文章はともかく法の理念自体は改正されても変わりませんね。
マルクス経済学の話もそう。「資本論」の邦訳を読んだのは高校生ぐらいの頃でしたが、そのときは当然のようにぴんと来ませんでした。今なら判ることもいろいろと。
文学も、きちんと系統立って学習した訳ではありません。年間200冊ぐらい本を読んでいた時期があって、その中には文学も入っていたってだけです。今もあのペースで読みたいなぁ。無理かなぁ。「闘うプログラマー(上下巻)」に2週間かかるんじゃなぁ。
数学や物理学の知識、高分子化学の知識、神経伝達とバイオテクノロジーの知識、どれも大学にいた頃のものがベースになっています。OSやデータベース、コンピュータ言語に関しては、習うより前にあらかた調べちゃってたので(教科書って学期の最初に買うから全部読んじゃうんだよね)、あまり授業の内容覚えていません。だめじゃん。
アニメもたくさん見ました。マイナー映画もビデオ化されればとにかく見ました。音楽もいろいろ手を出しましたし、実際に自分で作ってみたりもしました。演奏の腕前は落ちる一方だったのが残念なところ。高校時代がピークでしたね。練習してたからなー。
美術は結局ものになりませんでしたが、あまりにものにならないので理論ばっかり追いかけていました。おかげで美術理論やその発達の歴史だけやたらと詳しいです。当の作品には全然詳しくありませんし、そもそも書けません。訓練すればよくなるらしいんですけどねー。アラン・ケイによると。
コンピュータやCGの先端技術や、ソフトウェア工学もなるべく追いかけています。役に立つかどうかは判りませんが、分散コンピューティングやシェーダのレジスタやその計算機の構成も一応調べてます。英語の情報が多めですが、技術英語ぐらいなら何とか。会話は無理ですねー。海外の通信機器メーカーのセキュリティ担当者と話をしたのが最後です。


器用貧乏は時間が足りません。知識も、入手する割には使うことがありません。なので、滅多に役に立つことはありませんが、ごくまれに役にたつこともあります。とはいえ、役に立つことを期待して知識を手に入れるのは間違ってるんだろうなー、と考える今日この頃です。忘れていくことの方が多いし。
「ほら、やっぱり猫が好きの次女! 誰だっけ?」
室井滋でしょ」
・・使えん知識だ(^^;)。今度は「めがね」を見よう。「かもめ食堂」は好評だったし。