内蔵音源マニア

現用機はほとんどがストリーム再生になり(PSPATRACをメモリに載せてストリームってのは言われるまで気づかなかったけど)、チップチューンがはやっているのに実際のゲームは内蔵音源を駆動しない今日この頃。無性に内蔵音源が懐かしくなりませんか。
#普段仕事で使ってるSPFやMLDは内蔵音源と言えば内蔵音源だな。どうせ作っても誰も聞いてくれないけど。携帯の音楽なんかそんなもんだよなー。


というわけでオッサンほいほいで。

結構一般的な音源とCPUを使っていたメガドライブは音源ドライバでもいくつも流派があっておもしろかったです。音源ドライバでも曲が判るんだよね。テレプシコーラのPCMを使わないドラムや、Moonlight CMIのドラムなど、今聞いても独特ですよね。

InVision interactiveの標準ドライバは、あんまりいい音しません。使うの難しいんだろうな。512KByteのサウンドメモリも思ったよりも狭いです。PCMだし。波形メモリみたいに使わないと一瞬でなくなるんですよね。
でも、たまにはっとするような曲があったりして。「AZEL」「PanzerDragoon2の内蔵音原版メインテーマ(ゲーム中は尺の関係かなぜかストリーム)」なんかは良かったですね。
CyberSoundセガサターン後期の新ドライバ。MIDIのシミュレーションをFM変調で行っているらしき形跡があって「NiGHTS」なんかは凄いいい音だったような。
あと、CSサウンドチーム(後のウェーブマスター)の打ち込み能力は凄かったような。サクラ大戦シリーズなんか音色からして他のソフトと段違いだったし。
サードパーティではシステムサコムは上手でしたね「月花夢幻譚TRIKO」なんか、DSPのリバーブの使い方も上手くて非常に感動的でした。
とはいえ、セガサターンの本領は結局「マルチストリームでも平気でシームレス再生する凄いミドルウェア」CRI-ADXでやっと発揮できていたんで、内蔵音源はあだ花ですかね、やっぱり。