画面領域を指し示す言葉とUIの方向性
- タスクバー
画面の一辺を占拠するプロセス関連をユーザーに示すためのGUI。WindowsだけではなくGNOME,KDEなどにもある。なぜかMacOS9以前にはなかった(マルチタスクじゃなかったから?)。
- タスクトレイ
タスクバーのうち、現在稼働中、もしくは将来にわたって稼働させる予定のプロセスをユーザーに示すためのGUI。GNOME,KDE,Windows Vista以前においては、実行中のものを、MacOSXのDock、Windows7においては起動ショートカットも兼ねる。
- 通知領域(インジケータ)
アプリケーションからの通知のうち、「一時的ではないもの」について通知するためのアイコンと、そのメニュー。Windowsにおいてはインジケータは減らす方向で進められ、MacOSX,GNOMEにおいては別(OSX:メニューバーの一部、GNOME:ランチャーとインジケータで一つのバー)の方法で示される。
で、今回Windows7で画期的なのが「露骨にDockのまねをしてきた」ところです。いや、Dock自体は悪くないよ。むしろあれはよくできてる。でも、よもやそっちに行くとは思わなかった。
と、いうのも、
OS | プロセス | ウィンドウ | メニューバー |
MacOSX | 1アプリにつき1つ | 1つのアプリに複数 | 1アプリにつき1つ |
Windows Vista以前 | 1ウィンドウにつき1つ | 複数 | 1ウィンドウにつき1つ |
Windows7 | 1ウィンドウにつき1つ | 複数 | 1ウィンドウにつき1つ |
と、いうわけで、Windows7においては「ウィンドウはないけど生きているプロセス」を明示しなくちゃならない理由がないんですよね。もちろんそんなものはないので、そのアプリのウィンドウが全部閉じるとアクティブではなくなるのですが。
「Windowsのアプリはすべてリエントラントで、データ領域とスタック領域を別に持てばテキスト領域は共有できるから効率的」なんてことがあるはずがなく(自己書き換えできちゃうから。これ、OSとしてはまずくない?)、あくまで起動の効率化以上の意味があるわけではないのにもかかわらず、こうしたUIになっているのは、つまりパーソナルコンピュータというのが少数の固定されたアプリによってのみ駆動されているという研究結果なんだろうな、と。
そういや、マルチウィンドウじゃないSugarは徹底したアプリケーション指向でしたね。アプリ間のデータのやりとりとか、同じデータを他のアプリが開くとか考えてないし。ちょっと徹底してないけど、WindowsMobileもそうかな。アプリケーション指向は最近のはやりなのかな。