VVVFインバータと電圧制御

VVVFインバータと交流モーターの組み合わせで定速運転を行う際、現在の速度に対して目標速度がどの程度離れているかによって使用する電圧が大きく変わってくるものと思われます。
たとえば、目標速度とほとんど変わらない速度で走っているとき、モーターにはトルクを発生させる必要はありません。これは結果として「空走」状態になっていることを指し、電圧は限りなく低く抑えられるでしょう。逆に、目標速度よりも低い速度で走っているのであれば、位相をうまく合わせて電圧を高くすればトルクがうまく発生します。
問題は回生ブレーキ時。電磁誘導で発電させるのは良いとして、架線の電圧がある程度高いと回生失効が行われるはずです。とはいえ、回生できないときには位相を遅れさせて電圧をかければ逆方向のトルクは作ることはできます。止めるのに電気を使うのは何事だと言われそうですが、あくまで論理的にはね。
架線の電力をジャイロで運動エネルギーにして保管してるのって京急だったっけ? あれってどのくらいの容量あるんだろうなぁ。