Willcom 03

待ち時間が長かったので、色々触ってみました。


面白いですね、カーソル兼テンキーのパネル。綺麗だし。ただ、クリック感がほぼ無い上に境目が判りづらいので、使うのには慣れが必要だと感じました。
それよりも驚いたのが、Operaを含めた組み込みアプリの出来です。いやー、これに比べるとAdvanced/W-ZERO3 esはまだまだOSがむき出しですねぇ。Willcom 03はすっかり普通の携帯電話のように見えます。壁紙と時計のおかげなんでしょうが、Today画面ですらも携帯電話チックに見えます。
しかし、UIにWindowsを感じさせなければ普通の携帯電話に見えるってことは、Windows Mobileの特色ってのはあまり見えないわけで、ディフォルト状態だけ見ていると非常に二律背反したデバイスのように見えます。
だって、スマートフォンのふりをしない方がいいのであれば、今時の携帯電話の方がよっぽどスマートフォンとしての多彩な機能を持っているわけで……。まぁ、Windows Mobileを単なる組み込みOSとしてだけ見なせば、こういうのもありなんだろうなぁ。富士通から以前出ていたDoCoMo向けWindow Mobile端末のような不思議な感触でした(あれは、法人向けで、富士通自身がカスタマイズして一括納入する物なんだろうな、本来は)。


Symbianスマートフォンとしても使える良くできたOSですし、Linuxなんかはアプリケーションの作り込みさえすればいくらでもスマートに(?)なれます。
外部アプリを組み込みやすいという意味だけならば、BREWだって、DoJaだってスマートフォンです(実際には定義違うんだろうけど)。同様の意味でiPhoneとDoJaで、ブラウザ以外で本質的に違うところは見えませんし(ブラウザは大変すばらしいと思います。念のため)、アプリケーションの同時起動だって大した違いはないように思われます。まだPush Notifier動いてないはずだし。
そういう意味では、追加アプリが無くても使える/追加アプリがあると魅力が薄れる(ように感じる)スマートフォンってなんなんだろうという気分になります。
同じSharpSBM向け「インターネットマシン」の強烈な割り切りを見てしまうとねぇ。いや、実際にはあそこまで割り切っちゃうのなら、もう少し作り込む必要はあるのかな。アレはすごいもんな、物理キー配置とファームに齟齬があっても気にしないというすごい割り切りっぷりだし(^^;)。