西の魔女が死んだ

映画版。
面白い映画でした。脚本は練られていますし、映像もきれい。何よりおばあちゃんのサチ・パーカー超萌え。
原作を読んでいないので、一緒に行った母の言っていた「テーマに関わる重大なエピソードが一つ足りなかった」ことは判りませんでしたが、映画としては非常に良かったです。
図書館で探すのはあきらめて素直に文庫で買うか。


少し気になったのが、演出がひどく漫画的で、OFFのせりふや、イメージカットに対するつっこみや、「フレームの中ですべての世界が完結しているかのような構図」が目立ちます。
特に最後のが気になります。画面としての説得力と美しさを追求すると、自然を使った背景の広がりが感じられなくなるのかなぁ。下手なアニメよりもずっとコマ漫画的です。
ま、演出でお話の良さをスポイルするものではないですけど。


あと、ファンとしてはエンディングは手島葵よりも新居昭乃に歌ってほしかったなぁ。歌自体は非常にいいのですが、テルーは歌下手だと思うなー(^^;)。