Nights 星降る夜の物語(asin:B000P34FRG)

我々は11年待った!
……と、行きつけのお店にポップがありました。あそこの店員さんたち(絶対一人じゃないよ、あの怒濤のポップ)ノリノリで書いてるよ(^^;)。よもや展示台で平積みされてるとは思わず、店中を探し回っちゃいました。


おもしろいです。やっぱりこれは、リモコンでやるべきゲームですね。操作に気づくまでは全然思った方向に行けませんでしたが、ヌンチャク、クラシックコントローラなど一通り試した後、リモコンに戻ってくるとえらいしっくりきます。
まぁ、もっとも、ヌンチャクやクラシックコントローラでやりづらいのは、任天堂独特の3Dスティック根本の八角形の所為ですが。ほかのゲームはともかく、ことNightsに関してのみはマルコンのアナログキーの方が圧倒的にしっくりきます。
音楽は相変わらず。ササキトモコさんの例のモチーフがこれでもかというほど使われています。面のBGMも相変わらずでいい感じ。当時、Nightsのサントラはそれこそテープがすり切れるほど聞き込んだので。
面のデザインも、Nightsのものをベースにソニックと秘密のリングのようにミッションが増えていく感じです。SS版は、1面クリアする度にタイトル画面に戻されるという極端な作りでしたが(でも、最初は面食らうけど、あれには明確な意味がある)、今回はさすがにあそこまで割り切ってません。おめー、いつまで寝てるんだよというつっこみはさておき。
ムービーも相変わらずです。PS3ソニックでは違和感しかなかったリアルキャラとフィギュアの共存は、今回はむしろいい感じです。リアルタイム側の絶妙にリアルじゃない(けど、世界から浮いている)方がよりハマってはいますが。
ただなー、落ちまで遊べてないけど、親子をネタに持ち出すのはちょっとなー。前作の明らかなトラウマの方が若者の心の闇を引っ張り出しているという意味ではいいと思うんだけどなー。まぁ、これは最後までやらないとね。
とはいえ、キャラクターがしゃべりすぎ、ストーリーがうるさすぎというきらいは確かにあります。でも、このうるささがつまり、11年の歳月って奴なんでしょうねぇ……。SS版の、世界からストーリーを勝手に読みとれという不親切さは、今となっては許されないでしょうし。


で。
相変わらずのPhysXです。ひみリンでは露骨に無意味っぽかったですが、今回はあちこちで生きています。もとから物理シミュレーションチックなところあったし。フレームレートも高いし、高い割には書き込み多いし、なかなかいい感じ。セガの描画ライブラリは相変わらずですねぇ。
しかし、それよりも驚いたのがLuaです。パッケージにばっちりLuaのCopyrightが入ってます。
既存の組み込み言語の名前が、直接パッケージにでたのって、もしかして初めて……? スパイロ・ザ・ドラゴンがschemeLISPでかかれていたのはその筋では有名な話ですがパッケージにまでは書かれていなかったとは思いますし、なかなか画期的な事じゃないかと。
やるなぁ、セガ
(追記)
Luaのキーワード解説に、多くの商用ゲームに採用され、との記述が。GEMSに詳しい解説があったのは気づいたんだけど、ちっとも知らなかった。ちと調べてみましょう。
(さらに追記)
手元の資料を調べたら(むかーし昔のOSCでschemeの人たちが配っていたビラだった)スパイロ・ザ・ドラゴン、やクラッシュ・バンディクーschemeとは言ってませんでした。ただ、GOOL(Game Oriented Object LISP)だそうで。