ワルの恋愛術 -ワルな男は3秒で女をトリコにする!(asin:4309243320)

おもしろかった!
特に落ちが(^^;)。


衝撃の落ちは後回しにして、内容についてちょっと。
いくつかの項目で先日の 男をトリコにする恋セオリー39(asin:4198619565) にちょうど呼応する作りになっていておもしろかったです。あちらは現役恋戦士(ってなんだよ(^^;))+心理学者というコンビでしたが、こちらは実戦派心理学者が自ら書いているので、まぁ、結果として似たような学術的基盤にはなるのでしょうけど。
曰く、

  • さりげなく触れ
  • 恋愛偏差値低いのと一緒にいると落ちる一方
  • 誘われたら初回は断れ
  • 自分に暗示。相手に暗示。
  • 厚化粧の女はねらうな=厚化粧では男は落ちない
  • とにかく出会い。数打てばそのうち当たる

ほかにもまぁ、いろいろと。


ともあれ、この辺の通常明文化されないプロトコルから外れている人間(含む自分)が非コミュとか非モテというレッテルでカテゴライズされるんだろうなぁ、とは思いました。

日本には2つの国がある。コミュの国と非コミュの国だ。これらは交わらない。

と、ジョーンズ(父)のような事を言いたくなる今日この頃です。だって、両方で言ってるんよ。プロトコルから外れた奴は切れって。
そして、衝撃の落ちとして、双方が共通のプロトコルで動いていることを伏せろ(ばれたら負け)と言い切っていることが何とも。
そりゃ、非コミュ非モテ社会ができるわけだ。なるほどなぁ。


もっとも、 Florian が若い時分にこれらの双方向プロトコルの存在に気づいていたら非モテ非コミュじゃない生活ができたかというと何とも。
創作のネタとしては大いに活用したとは思いますが、論理で見ている限り、誠実な態度とはいいがたいんですよね。なにせ、前提にしているくせに相手にばれるとまずいプロトコルなので。
誠実である自分を否定できる人間だけがモテを謳歌できるのかなぁ、と考えるとちと悲しいですね。まぁ、論理で割り切るかどうかはこの際さておき、完全に誠実な人間は存在し得ないので、程度問題なのは判るのですが。