FOREVER BLUE(asin:B000T4ORTM)

アリカの一連の海作品の一環。
実は、真面目に遊び込むのはこれが初めてです。ちょうど初代EverBlueが出た頃、あまりゲームをやれない時期に突入していたので、すごい気になってはいたのですが、そのままスルーしていたのでした。ちなみに、そのせいでEverBlue2ももちろんスルー。今思うともったいないですねー。当時、アイレムの「U -underwater unit-」も非常に遊びたかったのですが、店頭で遊んで満足した気になっていましたっけ。懐かしい。


……そうじゃなくて。
暇さえあればやってます>FOREVER BLUE
今、ちょっと訳あって家のリビングで仕事をすることが多いのですが、デモで流しっぱなしにしてみたり(テーマ曲Prayerが素晴らしい! っていうか、個人的イメージでは白鳥英美子のThe Deepにそっくりなのが気になる。これも名曲だけど)、潜るだけ潜ってエアー切れまで放置してみたり、たまに魚に触ってみたり、ということを繰り返しています。
ぶっちゃけ、指針こそあれゲームには全然なっていないのですが、このゲームになっていないっぷりが非常に心地良いです。
レンダリングも美しく、ハイレゾやシェーダを組み合わせた超美麗なCGではありませんが、何を人が美しいと思うのかということを非常にとらえた海中の風景は見ていていやされます。
この際、魚のモーションが一部不自然だったり、野生の魚と本当にスキンシップ取っちゃまずかろうとか(^^;)ルール的なお約束につっこみを入れるのは、まぁ、ある意味野暮ですやね。わざわざリモコン1本で、なおかつシビアな操作がそもそもできないようになっているのもゲームデザインからすると示唆的です。なにせ、プレイヤーに対するペナルティが、どんな状況でもほとんど無いんだもん。ペナルティが無くてもいいという考え方は、それこそ「アクアノートの休日」(あ、これも海中探検ネタだ)の昔に提唱されてはうまく消化されないうちに使いつぶされてきましたが、「綺麗でインタラクティブでさえあれば、それ以外は余り気にしなくていいよね」というすごいわりきりっぷりは見事です。
うーん、昔PCでやって全く理解できなかった「ディアハンター」とか、今やると心地よいのかなぁ。綺麗と言えば綺麗なゲームだったんだよね、あれ。ただ、当時は綺麗でなおかつゲームとしてお約束を上手く使ってまとまっていた「Dの食卓2」とかの方が好みだったんだよなぁ。
まぁ、何を美しいと思うかは受け手の(つまり私の(^^;))年齢にもよるでしょうし、何とも言えないというのはあるんですが、当時なんの感銘も受けなかったシェンムー2の九龍城の廃墟っぷりを今見るとものすごく萌えるなんてのもありますし、今までやった全てのゲームをやり直したい気分になっているきょうこのごろです。
極端ですね(^^;)。どうも、おい。