FAMILIAR COMPUTING WORLD(asin:B000GALD2I)

8bit Project
聞きました。純粋な意味での(?)チップチューンではなく、矩形波(デューティー変化あり)、三角波、ノイズ音源、1bitΔPCMを組み合わせた音色セットで、独特のアレンジをかけたヒット曲集といった感じのアルバムですね。
ま、これを言ったらYMCKなんかもそうなんですけど。
チップチューンは少ない同時発音数を何とかごまかそうと妙なテクニックを駆使して曲を作るところにわびとさびがあると思っているので、明らかに4音以上の音が聞こえたり、パートが明確に分かれてたり(チップチューンはパート間で音が割り込みまくるのが特徴。ミキサー泣かせ(^^;))、ディチューンをしながらハーモニーが聞こえたりするとなんか豪華すぎる気がしてならないのですよ。
まぁ、そんなところを聞く一般人はいないし、一般向けの音楽アルバムだと思うと、「あのころの雰囲気」が実現されてれば、細かなところにこだわっても仕方ないんでしょうけど。

  • トワイライト

曲名からわかりませんでしたが、ELOの「ダイコンフィルム」ですね! 似合うなぁ。

DPCMティンパニーにニヤリ。スーパーマリオ3ですね、この使い方は。

テトリスかなーと思っていたら音演出でRPGの戦闘シーンになるのが楽しいネタです。

  • 21世紀のスキッツォイド・マン

プログレ? グレッグ・レイクがかかわってるし。
このアルバムでは一番聞きごたえがあります。
(追記)キング・クリムゾンだそうで。なるほどなぁ。原曲聞いたこと無いけど。

  • コンピュータ・ゲーム「サーカス」

全然チップチューンじゃないよ! でも、原作がそもそもそうだったんだし、そこを責めても(^^;)。だって、これ、pAPUが出るはるか前の作品だし。
いつ「ファイアークラッカー」が始まるかとドキドキしました。

元ネタ探しが楽しそうです。しかし、権利的に大丈夫なのかなぁ(^^;)。

全体的にオクターヴベースが雰囲気を作ってます。もっとも、もともとのオクターヴベースは、音数がたりない中で、音域を広く、抜けがないようにとろうというのが目的だったわけで、こんなに音をたくさん使っているのならあまり意味はないわけですが、まぁ、そんなこと言ってもね。