id:tnohoさんのEBtWMのはなし つづき

(承前)良いユーザーインターフェースの条件として、私は以下を意識しています。

  • 直交性の高さ(何をすると何が起こるか予想が付く)
  • ユーザー側のコンテキストスイッチを疎外しない
  • ユーザーに、アプリのモードを意識させない(可能な限りモードレスに)

実は、拙作NotepadWMでもかなり意識していました。何をしていてもタブを切り替えることが出来たり、Techoモードで昔の文章を閲覧しているところでおもむろに書き込んだり出来るのも、先の条件を満たす必要があると思っていたためです。
この条件に則って、私が手元でEBtを作り直すのであれば、多分UIはこんな感じになると思います。

  • 「編集」ボタンの廃止。いつでも編集可能、いつでも自動セーブ。
  • ダイアログの大幅削減。リンク先や移動などもツリービューとコンテキストメニューを駆使してやっつけられるように。
  • 項目ごとのソートキーの保存。ページからのリンクを「名前」でソートするか、「日付」でソートするかをそれぞれページ内に別々に持たせる(自動でリンクされてしまう「新しいメモ」に「名前順」で並んでいるのは大変使いづらいような。あれって自分で外すべきなのかな?)
  • メニュー項目の大幅削減。組み合わせとカスケードでいろんな操作をグルーピング

……自前でHOWMを実装しろという勢いですが(^^;)、こうすることでユーザーにストレスを与えない、「しっくり来る」ような使用感が実現できるんじゃないかなー、と、勝手に思っています。
まぁ、この辺りの設計思想は、原作であるところのEBtや、tnohoさんの使用想定に依存するので、私の理想が最善って訳でもないですけど。


あと、ちょっとした要望をいくつか。

  • PocketPCメニュー(ソフトキー)に対応して欲しい

タッチパネルのメニュー苦手です。できればボタンと十字キーで操作ができると嬉しいです。.Net Compact Frameworkはメニューバーの項目が2つだと自動的にソフトキー対応になるようですので、メニュー項目の切り替えだけでコーディングはそんなに難しくないんじゃないかとは思います。少なくとも、これのためにわざわざバイナリを分けるほどではないと思います。
ちなみに、タッチパネルに触らないという意味では、TabとShift+Tabでタイトル項目と本文の行き来が出来るのは大変便利です。

  • 移動/リンクのダイアログの決定は決定キーだと使いやすいような

というか、右ソフトキー/OKボタンということに気づくのにしばらくかかりました(^^;)。

  • 他のアプリとの兼ね合いで、Ctrl+Aは「全選択」であって欲しい

そういえば、なんで、.Net Compact FrameworkのTextBoxはCtrl+Aに対応していないんでしょうね?

  • フォントがもう少し大きくできると嬉しい

すみません、目が悪いんです。


あと、リンクを張る際に、ダイアログで「ルート」に対して指定しようとしたときににゅるりさま……じゃないNull Reference Exceptionが発生したことが何度かありました。
再現方法が判ったら報告します。