クラシックなんかを聞きかえして

クラシックを聞いてた(というか、いつも家で流れていたので、聞かされてた)のは高校以前だったので、少なくともここ10年以上はろくすっぽ聞いていなかったことになります。
でも、いろんな曲のいろんな場面が楽器の構成まで含めて覚えてているのは、ずっと聞かされていたせいでしょうし、「心地よい構成」とか「心地よい音の組み合わせ」とかをかなり無意識のうちに探してしまうのは、あのころの記憶が影響してるんでしょうね。
で。
はやり歌や、現代音楽なんかを散々聞いた上で、久しぶりにベートーベンとか聞くと、まぁ、一つ一つの音に説得力があることに驚くんですな。記憶に残っているというところをさっぴいても「これ以外はあり得ない」という音だけをぴっちり当てはめてくるというか。
音楽理論を勉強していたころ、その偏屈さ加減にうんざりしながら覚えていたのですが、やっぱり偏屈なところの中に芸術の「つぼ」があるんだろうなぁ。