耳が慣れる

最近、リゲティだのクセナキスだのを聴いているのですっかり現代音楽というスタイルに慣れてきました。
すると、昔はどう聴けばいいか判らなかった「G-DARIUS」なんかがランダム再生で引っ掛かってもきちんと楽しいのです。なにせ、当時どう聴いていいのか判らないままさんざんリピートしていたので、ほとんどの展開が耳に残っているのですが、ふと、脈絡が薄いまま「次の一瞬」が待ち遠しくなってきていることに気づいてみたり。
あー、 現代音楽って、これを楽しむべきものなのか。たしかに、フレーズ間、パート間の脈絡がほとんど無い(コードもリズムもあったもんじゃない)音楽であっても、来るべき「次の一瞬」を待つことは出来るよね。予測しやすい理論に則ったクラシックなどの音楽よりも、少なくとも初回は「次の一瞬」が予想外すぎて楽しめないってことはあるにしても。
・・でも、リゲティクセナキスを完全に覚えるまで聴くのはかなり苦行だなぁ(^^;)。