ODEのΔt(id:propella:20050228#p3)

(ちょっと間違い(^^;)。あわてて修正)
多分、なのですが……。
内部での計算は以下のようになっているのだと思います。
y += v
v += a
(y:位置,v:速度,a:加速度)
これは、時間を量子化して考えているためのもので、
y = (1/2)* a * t * t
と、propellaさんの書いている式を微分したものです。ただ、量子化した際のΔtを可変とするために、
y += v * step
v += a * step
(y:位置,v:速度,a:加速度,step:dWorldStepの第2引数)
てな感じで実装されているのではないかと思われます。
実際の時間は連続で動いている(少なくとも数式上はそういうことになっている)ので、Δtは無限小であって欲しいのですが、計算として問題ないぐらいの値を指定した上でシミュレーションを行っているのではないかと。
結果として、Δt(dWorldStepの第2引数)が小さければ小さいほど「時間方向に精密なシミュレーション」が行われるという形になり、Δtを大きくして実行回数を少なくしたときには誤差が広がるという感じになるんじゃないかと思います。
なので、

  • 細かいシミュレーション5回
  • 荒いシミュレーション1回

では、微視的に見たときには結構差が出るんじゃないかと。