ヨコハマ買い出し紀行(12)(ISBN:4063211657)

これ、読み始めた当時は東北の山奥にいて、横浜がどんな所か知らなかったんですよね。
いままだあちこち知ってるので、「横浜は水の下。今のヨコハマはもっと山側に」と言われると、野毛山辺りから見下ろす光景が思い浮かびます。あのすごい坂を上った先から見ると、みなとみらいの辺りが全部水の下で光っているという想像上の光景が。
これだって、空想するだけの元情報を当時はもって無かったってことなんだろうし、逆に当時の感触を今もつことができないのも当然の話なんですが。
一つの作品を巡って、異なる感触を得るということが、つまり時の流れってやつなのかなー、と。
十年一昔とカバーに書いてあると、思わず10年前を思い出して感慨にふける Florian なのでした。まる。