OneNoteが気になる

普段、さまざまな文章を何とか電子化して取っておこうと心掛けていますが、にもかかわらず、ミーティング中のメモや、会話の途中での説明用の図などはA4裏紙に書きなぐっています。
まぁ、何せ Florian はえらい「達筆」なので(笑)、説明用の図の中に書き込まれた文章のほとんどは「日本語」としては読まれていなくて「何かを表す記号」と見られているでしょうし、図の中に書き込まれた各種情報は配置やその矢印が重要な意味を持ち、一次元的な情報として書き下すと情報の欠損が著しいので、そのまま文章化するのは困難です。
普段、電子化のためのツールとして最も多く活用しているのがテキストエディタですが、当然のことながら文章のそれぞれに有機的な意味のつながりを持たせながらかけるほどの表現力は持っていません。
や、PlainTextであっても文章自体にこだわれば十分な表現力を持ち得ることは分かっていますよ。世間にあふれる「文章」というもののほとんどは装飾などによって形づくられれているものではなく、にもかかわらず、表現力が足りないという話はあまり聞きませんから。文章単体での表現力の低さは、取りも直さず「かいた奴が下手」という以上のものではありませんし。
かといって、一般に使われている文書作成ツールであるMS-Officeにはメモ書きのために作られているツールはあまり多くありません。
MS-Wordは下書きモードではエディタ以上のものではないし(いや、普段はあれでも十分なんですが)、アウトラインは編集はしやすいけどなぜか「本文」を直接書き込む方法がないし(「標準」にすることはできる)、じゃあ、図形描画パレットを使ってドローツールのように文字列その他を自由配置しようとしても、「地の文」がページの下の方までないとうまく行かないし。
ドローツールとして一番それっぽく使えるのはPowerPointなのですが、「パレットのクリック(テキストとか)」->「文書内でクリック」->「文字列を打ち込む」という一連の儀式がもう5年以上も使い続けているのに面倒臭くおもえたり。


で、最近ちょっと気になるのはMicrosoftの「OneNote」。タブレットPCと一緒に鳴り物入りで登場したあれですね。
タブレットPCのをちょっとだけ見た限りでは、ペンを使ってポインティングする以外は「巨大な紙を使ったドローツール」以上のものではないのですが、書きなぐるにはそれだけ実現されてれば実は結構使えるのかなぁ、って気がしています。
いや、もっとも、マウスとキーボードでOneNoteが使いやすいかはなんともですが。