CLANNADまかべさんのところを読んで

せっかくなので、前項の前日にのっていた感想の感想。

  • クラスの中にカップルができるとラブラブな雰囲気があっと言う間に伝播する

そうなんですか? いやー、中、高、大とずっと(ほぼ)男子校だったもんでリアルな感触薄いんですよ(^^;)。
Florian の中ではいまだに「学園ラブコメ」と「指環物語」は同じぐらいファンタジーです(^^;)。いや、ファンタジー、大好きですけど。

  • AFTER STORYの主人公の葛藤がかかれていない

葛藤なんかなかったと思っています。○が○○してからは、主人公は「抜け殻である」という描写のみをして、さらにそこにはなんらかの意志は介在していなかった(それぐらいヘタレ)という描写によって、その後の旅行を印象づけようという作劇的な意図だと思います。
ストレスを押し付けて、それを解放するというのがエンターテインメントの演出の基本ですから、あそこでの主人公はとことんまでヘタレでなければ最大限の効果を生めないという意図がそこにあるんじゃないかと。
逆に、あそこで「こんなヘタレ耐えられない」とまかべさんが思ったのであれば、作者の「ここまで付き合ってくれた人ならばリアルに感じ取れるに違いない」という演出意図が単に失敗しているだけって気がします(^^;)。
まぁ、麻枝さんのストーリーってエピソード間の効果に意識的な割りには計算高くないので、執念が滲み出ているところは読者そっちのけで盛り上がる傾向はありますけどねー。