EG-CDP1000さらに

オフィスでの作業が減って、出先作業が増える今日このごろ、EG-CDP1000Timedomain miniはあまり使われなくなりそうですが一応最近の状況を。
曲をWMAで再生しているのですが、かなり高い確率で、同じ曲の同じような所で音が途切れ、そのまま次の曲に進みます。CD-RWを焼き直しても同じ。ってことは、おそらくデコーダのせいですね。
WMAの曲そのものが終わってしまうのと、MP3の曲の途中で音飛びするのののどっちがストレスかと言われると正直微妙なのですが、もう一つの理由によって、WMAから離れようかなぁ、と。
もう一つの理由とは、WMAのコレクションは、「なんとなく音が悪い」と感じるところです。
あ、念のため、直接CDからリッピングしたWMAの音はそんなに悪くない気がします。それよりも、もとはMP3だったコレクションを再エンコードWMAにしたものが、なんか、こう、微妙に違う気がするのです。
「なんとなく」「気がする」というあいまいな言い方しかできないのですけど、その不思議な違和感は確かで、お気に入りのCDやMP3をそのまま聞いていた時には確かに感じていた「いい曲だなぁ」と言う感触が、WMAに再エンコードした曲を聞いていても起きないというか。
細かい数値までは見ていませんが、多分、MP3とWMAで周波数解析の結果はほぼ変わらないと思います。でも、そもそもfドメインの、それも不可逆圧縮同士のエンコードなんだから、途中でいろんな物が抜け落ちるのは理屈では当然だと思います。
その「違い」が、耳をそばだてて聞き入っても区別がつかず、流して聞いている時の感触だけでしか判らないってのも何か微妙に悔しいですが、確かに違う何かをどうやら私の耳は聞いているようです。


でも、釈然としないのは、CD-MP3の時には大して感触が変わらず、MP3-WMAの時には差が出るということ。
だって、MP3もWMAも音響心理解析の結果でデータを間引くタイプ(らしい)の不可逆圧縮なんだから、MP3を再生する時点で感触が違ってもいいはずなのに。
まぁ、S/N比(この場合、信号処理工学的な意味ではなく、概念としてのソース・ノイズの情報量の比)はエンコードの度に落ちて行くので、ある一定の高さまでは許容できて、ある一定量を下回ると許容できなくなるしきい値が私の中にあるのかも知れませんけど。
もしそうだとすると、しきい値の正体って、何なんだろうなぁ、とふと自分に問いかける今日このごろなのでした。