AT-DSP300

珍しくヨドバシが開いている時間に近くを通りかかったので、ソニーのスピーカーSRS-Z1をちょっと見に。SRS-Z1は、Webサイトを見る限りではどちらかというとPCスピーカーとして売られている(PC用のSRS-Z1PCの方が扱いが大きい)ので、PCのスピーカーコーナーを真っ先にチェックしたのですが、残念ながらそこにはなくて、普通にオーディオのコーナーにありました。

コーン中央のドームがつぶされちゃってる状態だったので、あまりいいコンディションではなかったのもあるのですが、いつも聞いているTimedomain mini程のびっくりは無いかなぁ。確かに、一所に売っているスピーカーとは格が違うのは判るんですけど。

と、パチパチとスピーカーセレクターを切り替えていたら、思わず一瞬はっとする音が聞こえてびっくり。セレクターの数字とスピーカーの対応を追いかけて行ったら、そこには、どう見てもデザイン重視のスピーカーが立っていたのでした。

Audio Technica AT-DSP300 http://www.audio-technica.co.jp/products/dj-plus/speaker/at-dsp300.html

まぁ、実際の形はサイトの側を見てもらうとして。

コーンが斜め上を向いていて、一つ一つの筺体はワイングラスのようなくびれた形状に、なぜかイルミネーション。そのうえ、コーンの上には可動式の反射板なんて不思議な作り。

少なくとも Florian の音響的知識からすると、

  1. あの形状だと筺体が低音で共鳴しそうだ
  2. コーンの前に物を置いて反射させると波形がくずれるなぁ
  3. 大体、可動物で反射させるだなんて、音の振動で反射板そのものが動くじゃないか

・・なんてな感じで、あまり形状にいい印象は無いのですが、これが、その場に置いてあるどのスピーカーよりも好みの音がするのですよ。

まぁ、うーん、すごく気になる。あれって、静かなところできちんと聞いたらどんな音が鳴るんだろうなぁ。Audio Technicaの同じような技術を使ったデザイン優先*じゃない*スピーカーってどういう音がするんだろう(いくつか置いてあったAudioTechnicaの小さいスピーカーはどれもすかすかの音でした。当然ですが)。

惜しむらくはたかだか1.1W+1.1Wのアクティブスピーカーなのに25,000円もするんですよね、これ(^^;)。気にはなるけど、おいそれと買えないなぁ。とほほ。