就職の話(http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110915/284081/?P=1)

なんか、世知辛い話ですが。
この間、立ち話で、

  • この業界を知っている人なら
    • 間違っても遊びで受けようなんて気分にはならない
    • 何かの間違いで受かっちゃったら嬉しいので受験者数は多い
    • 会社の正体はみんなにばれてるので今更隠すことなど無い

という大企業の人と話をしたときに、「内定出したあとうちを蹴る学生がいたりするんですよ」という話になりました。
だいたい、その会社(お察しください)をわざわざ受けようという時点で一般人ではありません。業界でもほぼ最大手に位置します。何度も潰れそうになる危機を乗り越えてきて、今はかなり盤石な会社です。熱狂的なファンも沢山いますし、もちろん入ってからの待遇だって悪くありません。
あと、この会社の「卒業生」が山のように業界にあふれてます。で、大体この会社の「卒業生」は大活躍しています。元この会社にいたと言うだけでかなりのステータスです。
なのに。
わざわざ受けて、内定を取って、にもかかわらず、蹴る、と。
「うちよりも同業他社に行ったんでしょうかねぇ」
「同業他社って……おたくレベルの会社って業界に数えるほどしかないですよ。それもわざわざ指名しておたくを受けてるのに」
「他業種ですかねぇ。うちの業界自体小さくなってますし」
「他業種受けちゃうような人がおたくをわざわざ受けるとは思えないんですが……。よっぽど知らない人ですよ、それ」
「ですよねぇ。なんでかなぁ」
就職、というものに今の若い人がどういう見方をしているのかが気になります。寄りにもよってあそこを受けて蹴るだなんて。


あ、ちなみに、教え子が一人そこの会社の「卒業生」になって同業他社に行ってました。10年近くいたのでさぞかし高く買われたことでしょう。「卒業生」は多いんです。ほんとに。