ランチャ兼タスクスイッチャ

Macは結構昔からこだわっていました。というのも、Windowとは別にシングルタスクで「アプリ」が動いていて、それに複数枚のウィンドウが関連づけられるシステムだった経緯があるから。MacOSXでまともなマルチタスクになっても、方針的にはそのまま。その代わり、ランチャとタスクスイッチャを統合した「ドック」がUIの主流になりました。
Windows7Ubuntu Unityも大体同様。アプリアイコンはランチャであり、タスクスイッチャ。アプリ自体が勝手に死ぬことはないけど、そのアプリが「今生きているか」は意識しなくてもいいというか。
WindowsMobileやAndroidはそもそもタスクスイッチャがない代わりにランチャだけがあって、メモリに合わせて適宜アプリが死ぬような作りに。ま、これでもいいですやね。どうせ区別つかないし。
Gnome-shell3は旧来のWindowsやXの「ランチャとタスクスイッチャは独立している」を守っています。
どれが理想かは謎。アプリの初期起動に時間のかかる今はまだ旧来の方法がいいのかなぁ。起動が速くなれば(Androidはその点、かなり上手くやってる)、気にならなくなるのかも(Windows7はSuperfetchでタスクバーに常駐しているアプリはなるべく早く起動させるよう細工してるっぽいけど)。ちなみに、Androidの「ホームキー長押し」での最近起動したアプリの履歴の呼び出しをタスクスイッチャのつもりで使うと痛い目見ます。意味的に違うから、これ。