宇宙ショーへようこそが楽しすぎて生きるのが辛い

うそ、別に辛くない。
でも、2時間以上ある映画を何度も見返しちゃダメだろう(^^;)。
しかし、「True Friends」が最初に流れるときには作内世界で本当にBGMとして(ラジオか何かで)流れているのが、ギャラクシー超特急の辺りからそういう効果が無くなって通常のBGMに昇格するという流れも見直して初めて気づいた。そうか、これ歌ってるの宇宙ショーのマリーだったのか。言われてみるとなるほど。「スペース鉄仮面のテーマ」や「Happy birthday super nova」などと同じ芸風だもんな。主題歌が終わったあとでハリウッド映画のようなBGM名曲集のかわりに「True Friends」が流れるのはそう考えるといろんな意味で深い。「You'll see.」のところでやっとタイトルロゴが出るとか。
ああ、いい映画だ。


オーディオコメンタリーも素敵。作内ではほとんど書かれない(微妙にぼかされてる)けど、ネッポ自体がすでに絶滅危惧種で(だから、いろんな宇宙人出てくるけどネッポ風味の人出てこない)、生き延びるために行った人体実験をポチに告発されて大学を追い出されたり、そのあとなぜあんなにペットスター(絶滅危惧種を救うために作られた先史文明の遺産。この文明自体はすでに絶滅済み)に入れ込むのかとか、研究者としてのポチが「ネッポに比べれば自分はまだまだなのにまわりみんなから先生呼ばわりされて照れる」とか、いろんな情報がちりばめられてるんだなぁ。
確かに本筋はそこじゃないし、下手に書き込むと子供側の視点が揺らいでしまうのは確かなので書けないのは判るんだけど、もったいないなー。ここだけ見ると「説明不足な映画」にしか見えないもんなー。子供側に注目して欲しいという映画だし。かといって、大人の事情をまったく書かないという選択肢もとれなかったんだろうな。