1980年代後半のソノラマとコバルトはガチ

もう、この2つが圧倒的に輝いてました。今の「ライトノベル」というくくりではあるのですが、毎月「俺のこと判ってる!」と思いながらコレクションしていたですよ。
あとはちょっと背伸びして早川と創元。国書刊行会の本は高いので図書館で。角川の新書や講談社の新書もライトノベル的によかったですね。いや、ライトノベルとして若者に売っていたかどうかは謎ですが。


獅子王の新人賞だったり、コバルトの新人賞だったり(毎号100枚! 年1回250枚!!)、SFマガジンで新人賞を募集したり。いい時代でした。この頃に原稿用紙1枚当たりの感触を覚えたんだよなー。B5の原稿用紙の束をさんざん書きつぶしてました。100枚って、一瞬でなくなるんですよね。
時代の空気、その頃の自分の年齢、バブル期の妙に華やかだった世界。いろんなものがない交ぜになって、今の流行の種になってました。
なので、富士見や角川は私の中ではまだまだ新参者。徳間のアニメージュ文庫が出なくなったのは悲しいけど、文学と文芸とエンターテインメントの境目がわやになってきたこの時代に生まれたことを感謝しています。