宇宙ショーへようこそ 2回目(つづき)

というわけで、20年来(!)の友人と見に行ってきました。


ネタを知っているので、その上であちこちを観察。
なんというか、この映画、全然長くないよ。これだけ時間がかかっても足りないぐらい。

ほんとだー! あちこち出てる。
というか、あの宇宙人二人組が持ってきた「お土産」って、ぴょん吉だったのか。なるほど、そう考えるとあちこちつじつまが合う。

  • 周の感情表現

初っぱなから夏紀の無神経な行動にずっとプーたれてる(で、そのとき以外はそれなりに機嫌がいい)のが楽しい。うわ、一瞬で流されそうなのに芝居細かい!

  • 主人公チーム仲良すぎ

どこまでアドリブか判らないオフ台詞が凄い。アドリブにしては康二が世界設定に対する突っ込みを入れているので、もしかしたら本当に脚本にあるのかも。
あと、なにげに康二が物語を駆動する台詞をあちこちで言っているのがたのしい。インクとのエピソードと言い、実は隠れた主役だったのかも。
毎日日が変わるところがシーンに入っているのもいい感じ。一緒にものを食べたり、寝泊まりしたり、実に修学旅行チック。尺が足りなくなってもここは削れないのか。うん、削れないな。
倫子の髪は、言われてみるとなるほどなー。毎日寝るときだけ無防備で、普段はきちんと臨戦態勢なんだな。夏紀の寝るときまでいつものまんまっぷりと非常に好対照。

途中から中継がゴーバのカメラ+ゴーバの海賊放送になったのはいいとして、グレートウォール外にはどうやって送信したんだろう? どこかに説明あるのかな? それとも超速空間の手前だけでかたをつけてるのかな?
主人公チーム+ポチのカメラが常に最適な映像を送り続けているとして、カットの切り替えはゴーバがやってるんだろうけど。
諸々対決が終わった後、宇宙船で凱旋する主人公チームにグレートウォール中の人から声をかけられる際、「夏紀ちゃん」とか「サマーシスター」とかに混ざって、「清君」だの「倫子ちゃん」だの呼びかけられてるのがちょっとおかしかった。康二とインクはー? 対ビヒモス戦ではかなり活躍してたと思うんだけど。

  • 画面から突っ込みが入る

明らかにおかしな何かが起きると、画面から突っ込みが入るのに気づいておかしかった。とらわれの周を見た反応が「あれ? なんか、小さい?」とか最後の対決で感極まって夏紀がさんざん叫ぶシーンでも(あれ、あの機械に聞かせる気全然ないんだぜ)「あんた、何言ってるか全然わかんないわよ!」とか面と向かって言われるし。でももりさがらない夏紀凄い。さすがヒーロー。

  • 主題歌よかった

エンディングのしっとりした曲ではなく、ギャラクシー超特急の時のテーマが最後に流れてそのエンディングにタイトルが被るのは素敵。サントラ欲しいなー。いや、設定資料集や、Tha Art of 宇宙ショーへようこそも欲しいんだけど。何せ画面密度が凄い高いので、全然見られてない部分たくさんあるんだぜ、これ。
とりあえず、DVDは予約しよう。何度見てもおもしろい。よかった、きちんと上映で見られて。