Windows 7とMacOSXとUbuntu10.04

何も知らない人に勧めるならWindows 7Ubuntu
Windows 7はそれなりのパフォーマンスあるマシンではかなり快適だし、何よりいろんな事がシンプルで直感的に出来てる。昔はMacOSXの方がいい部分もあったけど、今なら断然Windows 7Vista以前はちょっとなー。NT4以降はOSとしては悪くないけど、ユーザー体験という意味ではVista以前はちょっと癖が強い(Windowsだけ使ってると「そういうもんだ」と思うんだろうけど)。やっとWindowsは7で完結(?)を見ました。「シンプルな毎日を」といううたい文句は伊達じゃないです。カーネル周りのこなれ具合もいい感じ。64bitで使っても違和感ないしね。
Ubuntuも悪くない。というか、これはGnomeがこなれてきたというべきなんだろうなー。「あれをしたい」と思ったときに、ほとんどのことが無料/ソース公開で、なおかつワンタッチで入れられるのは便利。DVDのリッピングから、DAW,CGツールまで全部無料。と、思うと、なんかこれはこれでいい気がする。特殊なハードに対応してないとか(Lynx3Dは相変わらずダメ。X.orgの人たち、もうメインテナンスしてないんだろうなぁ)、たまに怒濤の英語で長文が垂れ流されるとか、ほんとの本気の初心者の人には勧めづらいのが難点。でも、Windows Vistaよりはハードウェアスペックいらないですし、同じマシンで同じ事やるならUbuntuの方が快適。除く、日本語入力。Anthyに変わる何か、出ないんでしょうか(;_;)。Googleさん、今ならトップシェアが取れますよ。Google-IMEiBusに対応させましょうよー。
MacOSXも普段使っている分にはさほど困らないのはいいんだけど、何かやろうとする度に有料(で、その上売ってない)のはどうしたもんか。Dockとか、仮想デスクトップとか、ウィンドウの整列とか、その辺のどうでもいいような描画が密かに3Dアクセラレーションに対応してるとか、個々のアイディアや、その総体としてのユーザー体験はたぶんWindowsよりも一日の長がある(Windowsはやっと7で追いついたというか。Vistaは無駄なところにばっかり力が入ったユーザー体験だったからなぁ。Flip3Dなんか、誰が喜ぶというのやら)。ただ、ことえりAnthy並に馬鹿。もっとも、MacOSXにはATOKがあるから後付で何とかなるとも言えますが。
あー、そう考えると「日本語環境で、常用するなら」という前提に立つとWindows 7の一人勝ちなのかなー。MS-IMEはさすがに歴史あるだけあって安定してるし馬鹿じゃない。後付でATOK入れるのなら物書き環境としては最強です。Windows Vistaまでは「仕方ないからWindows」だったけど、今なら「わざわざWindows」という選択肢も悪くないですね。


私はというと、家ではUbintu(amd64)、出先ではWindows VistaWillcom D4にはWindows 7、会社のメインマシンはWindows 7(x64)です。家のUbuntuは理由はあって使ってますが(サーバー兼用なので、しょっちゅう落とすことになるWindowsは使いづらい)、できればWindows 7(x64)に統一したいなー。DAW自体はUbuntu上の方が便利なんだけど、Viennaや初音ミクWindowsじゃないと動かないし。
とはいえ、iPhone案件があったり、BREWの案件がまだ来たり(実はVista以降は正式サポート範囲外!)しているうちはなかなか移行できないなぁ。マシン自体はCore 2 Duoなので、Windows 7(x64)で全然いけるんですが。XPモードで動かすかな、BREWエミュレータ