VガンダムとGガンダムとガンダムWとガンダムXと

久しぶりの「ガンダムネタ」として気合を入れていたVは有名作曲家使って(現代音楽の千住明!ちなみにZ,ZZ,逆シャアは同じく現代音楽の三枝茂彰)録音もお金かかってました。
Gガンダム田中公平は曲としては好きだけど録音や演奏にはお金かかってないですね。その代わり曲数多いけど。あの画面に超豪華な音楽乗せてもなー、というのはあったとしても。
ガンダムWはオーケストラよりもロック調の曲が多くて、打ち込みやギターでほとんどまかなっているところにたまに弦が来るというつくり。うまいですが、思ったよりもお金かけられなかったのかなーって感じ。
意外なのがガンダムX。もちろんリリース前にあの評価(時間帯は変わるわ、途中で打ち切られるわの散々な仕打ち)が判るわけないのですが、曲数が非常に多く、弦よりも管に力を入れた作りはかなり意外。大編成はできなかったはずなのになんかすごい豪華に聞こえる上に曲数がとんでもなく多い。その上使いまわし(というか「必殺のテーマ」)が少ない。生パーカッションや肉声もかなりたっぷり。何より、曲の途中でしっかり展開して画面にあわせているというのがすごい。どうやったんだろう、これ。
今見直すと発見あるのかなぁ。


ちなみに、ガンダムXは「アクションシーンやバンクが激しくつまらない」以外は非常にいいアニメだったと思います。あのアバンタイトルからオープニング、エンディングに連なる一連の流れや、数回を使って1エピソードを掘り下げる手法や、ターンエーよりもずっとエレガントなメタフィクション的「ガンダム解釈」はファースト信者こそ見るべき。ターンエーは「もういいよ、何でもやるよ。こういうのがいいんだろ!」という開き直りが見えましたが、「私はあの時確かに時を見た!」「いや、それはただの幻想だ。ニュータイプは私一人でそれ以降にも、それ以前にもいない。君達は幻想を捨てて生きたまえ。今の君ならできるはずだ」というのはかなり上手いですよ。
ただ、これまた全話見ると20時間近くかかるんだよなー。うーん、かみちゅ!の3話以降・・。というか、それ以前に放送大学(もう数えたくもないぐらい溜まってる)。