SEGA System24の思い出

なんというか「地味なゲーム」しか出てないSystem24ですが、ゲームセンター側からするとちょっとした名機でした。
SEGAのAEROCITY筐体くらいしか対応筐体がありませんでしたし、特に人気ゲームの「ジャンボ尾崎スーパーマスターズ」なんかは特殊コンパネを必要としましたが、なかなか根強い人気でずっとインカム稼いでました。
ジャンボ尾崎」はきちんと高さのある3Dを「ラスタースクロール」で表現するという、しみじみ考えると無理があるゲームでしたが、完全にポリゴンになった「Dynamic CC」よりも直感的で好評でした。やっぱゲームはフレームレートですね。
ちなみに同時期には「BG面の拡大・縮小。回転」で平面上のゴルフ場を表現する超力業のゴルフゲーム(コナミ製)もありましたが、こっちはいまいち。迫力はあったんですけどね。


24KHz(496×384)の解像度はを持ち、ソフトを1.44MByteのフロッピーで配信するというなかなか画期的なハードウェアでしたが、496×384x8の解像度で1枚絵を出そうとするとそれだけで180KByteもの容量を食ってしまうと言う欠点(?)があったため、何となく画面全体がちまちましていたのも特徴でした。ちっちゃいキャラクターが少ないアニメパターンでわらわらしてるという。「クラックダウン」「ゲイングランド」「スクランブルスピリッツ」「ホットロッド」「ラフレーサー」等々。メインストリームであるSystem16Bに比べると「なんか変」なゲームが多かったです。
今あれを実機で遊ぼうとすると、プロテクトの電池にはらはらし、フロッピーの駆動部分にはらはらし、磁性面がへたってないかで更にどきどきすると言う三重苦が待ってますね。ラフレーサーとホットロッドなんか、特殊コンパネも必要だし。
解像度が解像度だけに、ヴァーチャルコンソールにも来ないだろうしなー。特に縦画面のゲームなんかNTSCにおさまらないし。